2007/11/03(土)

往復切符を買ってから、快速に乗車。守谷に到着した時は既に、反対側のホームは臨時列車を待つ人で一杯だった。構内アナウンスによると、到着予定列車の1、2両目はかなり混雑していると連絡があったとのこなので、5両目あたりで秋葉原発の区間快速を待つ。通常ダイヤだと守谷で乗客を降ろした後は回送になるはずの列車が、今日は特別に車両基地まで営業運転~ということで入線した列車を見ると、前の方は平日朝ラッシュ並みの混雑になっていた。土曜日の朝に降りる客がそれほどいるはずもなく、守谷からの乗客をさらに加えることになる。5両目ではちょっとしたラッシュという程度だったが、先頭車両とかはきっとギュー詰めなのだろうな。守谷駅を出発すると、留置線経由で上下本線の間から左カーブで回送線に入る。徐行運転のまま対向列車と行き違い待ちをしてから、守谷車両基地の20番線に到着。車両基地に乗降用ホームがある訳ではないので、1号車の一番前と6号車の一番後ろにある乗務員用階段を使って順次下車ということになる。車内で混乱が起きないように、各車両の間の通路には係員が立って、号車ごとに誘導を行っていた。6両の満員電車に扉が2つだけだから時間が掛かるのは当然で、ようやく外に出てから通路を歩いて臨時改札口へ。ここまでの特別加算運賃はなく、守谷までの切符があればOK。通常の営業運転を行っていないので勿論、乗りつぶしの対象外(笑)

TX総合基地

改札を出るとそこは、「第3回つくばエクスプレスまつり」の会場。守谷駅からシャトルバスも出ているので、既に多くの人で賑わっていた。普段はホームドアに遮られてなかなか全体を見る機会がない車両が、ずらりと並んでいるのは壮観。そのうち一編成はファンサービスとして、30分ごとにヘッドマークを交換するだけでなく、電光の行き先表示も変えていくのだが、通常ダイヤではあり得ない表示になっているのが面白い。最初に見た時は、ヘッドマークが「あやの」で、行き先表示が「快速:流山おおたかの森」になっていた。 スピーフィーとの記念撮影コーナーの隣で運転室見学を行っていたけれど、こちらの整理券はすぐになくなっていた模様。会場の端の保守車両の展示コーナーに来たところで、ちょうど実演の時間となったので、架線作業車やレール運搬車の実演を見学。終了後に先ほどの展示車両を見ると、ヘッドマークは「筑波山梅まつり」に変わっていて、行き先は「区快:研究学園」になっていた。

検車庫

会場の反対側に回って、検車庫の行列に並んで車両の床下を見学。ATCや整流器など、様々な装置を解説した札があって、一部の機器は蓋を開けて中が見えるようになっていた。人の列のゆっくりした流れに乗って端から端まで見学してから、正門近くのシャトルバス乗り場に移動。といっても守谷駅に戻るのではなく、同日開催の関東鉄道の「鉄道の日」イベントと掛け持ちするため、行き先の違うシャトルバスを待つのが目的だったりする。さすがに守谷駅ゆきの方が利用客が多くて、5台くらいのバスがピストン輸送していたが、こちらは20分に1本程度の運転。列に並んだ直後のバスには乗り切れなかったので、2台目のバスで水海道車両基地に向かう。

水海道車両基地

さすがにこちらの方は都心と直結していないためか、守谷よりも人が少なかったが、それでも要所要所に人集りが出来ている。模型運転会場やグッズ販売会場を見学してから、各種車両の見学コーナーに行ってみると、バラストの上が見学コースになっていて、車両を間近から眺めることが出来た。ちょうど旧国鉄首都圏色に塗り直したキハ101の運転会の時間だったので、列に並んで乗車。記念に特製の硬券を貰えるのが嬉しい。運転会といっても車両基地の中を往復するだけなので、折り返し時間を含めてわずか5分程度の乗車なのだが、普段乗れない線路を走るのは楽しい。気動車を降りると整備工場で30tクレーンの実演中だったので、途中から見学。台車から取り外されていたキハ315の車体を持ち上げて、台車の上に一旦降ろしてから、再び少し浮かせたところでクレーンを停止。守谷では床下を横から眺めることが出来たが、ここでは下から見上げることになろうとは。

一通り見学が終わったところで、水海道駅ゆきの連絡バスに乗ろうとしたら、あいにく出たばかりだった。20分くらい待つのなら、ということですぐに発車するバスに乗って守谷車両基地に戻る。午前中はずっとどんよりしていた空が、気が付けば快晴になっていたので、写真を撮り直そうかなと思ったが、結構疲れていたのでそのまま守谷駅ゆきのバスに乗り継ぐ。つくばに戻ってから遅めの昼食となったので、夜は軽めで済ませる。