2007/11/25(日)

弥山本堂

今日も混まないうちに早めの移動、ということで広島駅のロッカーに荷物を預けてから、山陽線に乗って宮島口へ。駅前であなごめしの弁当を購入してから、連絡船で宮島に渡る。昨日が満月だったということは今日あたりは大潮ということで、厳島神社の拝殿では床近くまで水位が上がっていた。とりあえずロープウェー乗り場に行こうとしたら、ちょうど連絡バスが来たところだった。紅葉谷駅ではロープウェー待ちの行列が少し出来ていたものの、割り合いすぐに乗ることが出来た。途中の榧谷駅で循環式のロープウェーから交走式のロープウェーに乗り換え、終点の獅子岩まで乗車時間の合計は約15分。獅子岩展望台からは周囲を見渡すことが出来るが、ここから弥山の頂上までは結構本格的な山道を30分近く歩くことになる。歩いているうちにかなり暑くなってきたので、弥山本堂に出たところで暫し休憩。汗が引いたところで霊火堂の横からさらに上り続け、くぐり岩を潜れば弥山展望台に到着。見晴らしは良いものの、下界はまだ少し霞んでいた。

紅葉谷公園

帰りは別ルートを辿って弥山本堂に戻り、ロープウェーで麓に降りる。ロープウェー待ちの客は増えていたが、整理券を配っていたので長蛇の列にはなっていなかった。麓の駅は紅葉谷公園に隣接しているが、昨日岩国で訪れた同名の公園と同じく、紅葉の名所となっている。が、花より団子、もとい紅葉より弁当ということで、ベンチを見付けてあなごめしを食べる。同行者によると、作り立てよりも時間を置いて寝かせてから食べた方が美味なのだとか。腹を満たしたところで紅葉観賞。こちらも色付きは今ひとつだったが、選んで撮影すればそれなりの写真になりそうだ。

厳島神社

厳島神社に戻ると、思っていたほど潮は引いていなかったが、拝殿付近はすっかり陸地と化していた。大鳥居はまだ水に浸かっていたものの、出来る限り近くまで行って後ろを振り返ると、拝殿の赤と、海藻の緑、そして背後の山の錦模様が独特の風景を織りなしていた。帰り道に商店街を歩いていると、“揚げもみじ”の店があったので小休止。関西人としては箕面にあるもみじの天ぷらを想像していたのだが、もみじ饅頭を揚げたものだった。出来立てを食べてみると、薄衣とカステラ生地と餡のハーモニーが美味だった。乗船場には大勢の客が並んでいたので、すぐに乗れないのではないかと心配になったが、収容人数は予想以上に多かったらしく、あっさりと全員が一度で乗船出来てしまった。後から調べてみると定員は800名程度というから、エアバスA380をオールエコノミーにするのに匹敵するのか。

広島駅で預けた荷物を取り出して、地下通路を通って北側の新幹線口に出て、空港ゆきのバスに乗車。土産に定番のもみじ饅頭を買ってから、名残のお好み焼き。羽田には定刻通りの到着で、秋葉原からの快速に乗り継ぐのに丁度良いタイミングだった。