広島駅に出て、山陽線で岩国に移動。駅前のバス営業所で土休日限定の錦帯橋周遊券を購入してから、旧市街に向かうバスに乗車。錦帯橋バスセンターで下車して、何はさておきまずは錦帯橋へ。訪れるのは十数年ぶりなので、前回から架け替わっていることになる。河原に降りて下から見上げると、空を横切るアーチとそれを木組みが見事。さすが日本三名橋の一つと言われるだけのことはあるが、残り二つはさてどこなのだろう(^^; 時間がなければそのまま橋を渡ってしまうところだけれど、今回は橋の手前を先に散策しておくことにする。城下町の区割りがそのまま残っていて、古い建物もところどころに見られる。一通り回ったところで郷土料理の店に行ってみたら、まだ準備中だったので、少し時間つぶしをしてから戻ってみると~本日は予約客のみという掲示が。それならそうと先に言ってくれればと思いつつ、第2候補の店に移動して岩国寿司を注文。
早めの昼食が済んだところで、いよいよ錦帯橋を渡る。前回の記憶ではもっと傾斜が急で歩き辛かったはずだが、今回はそれ程でもないように感じた。対岸に渡って吉香公園に入り、香川家長屋門と旧目加田家住宅を見学してから、ロープウェー乗り場に行ってみると、20分待ちの行列。さすがに良く晴れた連休の午後だからね。ロープウェーに乗ってしまえば、山頂駅まではわずか3分である。そこから歩いて5分のところにあるのが岩国城で、45年前に復元された天守閣に上ると、錦川に架かる錦帯橋と、その両岸に広がる城下町を見下ろすことが出来る。なお、本来の岩国城は完成後わずか7年で廃城になっている。350年の歳月を経て復元された時には、麓からの景観を考慮して錦川寄りの場所に移されていたりする。
麓に降りて吉香神社、白蛇観覧所を経て紅葉谷公園へ。その名の通り紅葉の名所で、紅葉情報によると今が見頃のはずなのであるが、猛暑の影響なのか色付きは今ひとつ。中には部分的に真っ赤になっている木もあったが、多くは褐色に変じていた。岩国出身の有名人といえば、宇野千代と佐々木小次郎。錦帯橋の近くには銅像の他、ツバメ返しを編み出したことに因む柳もある。それらを見学しているうちに陽も傾いてきたので、再び錦帯橋を渡ってバスセンターに戻り、岩国駅ゆきのバスに乗る。
広島に戻って知り合いと待ち合わせをして、川沿いのカフェで軽食を取ってから、広電に乗って広島厚生年金会館へ。ツアートラックのうちの一台が会場前に停まっているし~ということで今回の連休は、広島公演に来るついでの観光なのであった。イベンターで手配した席なのに、2階でしかも後ろの方だったが、近くの席では分かり辛かった奥行き方向の位置関係はよく分かった。終演後は八丁堀に繰り出して、お好み焼きで「宴会」の続き!?