2008/03/21(金)

JRで京都に出て、地下鉄を乗り継いで東西線で西に向かい、新規開業区間を通って終点の太秦天神川へ。地上に出てみると、バスターミナルが整備されていて、路線も新設された模様。目の前には嵐電が走っていて、接続駅となる新駅が工事中になっていた。ということを確認してから地下ホームに戻り、六地蔵ゆきに乗って二条城前で下車。

元離宮二条城

実家が京都の近くで、学生時代もずっと京都で過ごしたため、大概の場所には訪れているが、二条城はまだだったりする。すぐ近くの某S台予備校になら講習で通ったこともあったんだけどね(笑) 現在の正式名称は「元離宮二条城」というらしい。外堀を渡って東大手門、唐門を潜って最初に訪れたのが国宝の二の丸御殿。6棟が鶯張りの廊下で繋がっていて、それぞれの部屋の内装は見事。やたらと色鮮やかな襖絵があるかと思ったら、オリジナルを博物館に移した代わりに飾ってある複製画だった。長い見学コースを一巡した後、二の丸庭園を通って内堀を渡り、本丸庭園へ。重要文化財の本丸御殿は明治時代に御所から移築したもので、内部は非公開。落雷で焼失した天守閣の跡に登れば、庭園の向こうに比叡山を眺めることが出来る。梅には少し遅く、桜にはまだ早かったので、梅林や桜の園には立ち寄らず、北側を回って東大手門に戻る。

イノダコーヒー

昼食にはまだ早かったので、「イノダコーヒー」本店で時間調整。「アラビアの真珠」というオリジナルブレンドは、砂糖とミルクを入れるのがデフォルトらしい。市役所の近くで昼食を取ってから、京都府立植物園に向かう途中で、ちょっと寄り道をして西賀茂橋の近くの賀茂川の土手に咲く唐実桜(カラミザクラ)を鑑賞。後から調べたところによると、樹勢が衰えていた木を地元の要望で手入れをし、今年は見事に開花したとのこと。白っぽい小ぶりの花が、他の桜に先駆けて満開になっていた。

サンシュユ

府立植物園を訪れるのもかなり久しぶりのような気がする。梅は思ったよりも咲き残っていて、クロッカスやミツマタ、ボリジなど、春は浅くても多くの花を見ることが出来た。特に印象的だったのが、大きな木に沢山花を咲かせたアンズと、園内各所で独特の形をしたサンシュユ(山茱萸)。雲一つない空から降り注ぐ日差しを受けて、淡い色でも輝くように鮮やかだった。夕方前でも依然と込み合う清水の舞台を訪れてから、市役所近くでティータイム&食事した後、大阪の宿に戻る。