2008/05/03(土)

青いケシ

昼前の便で大阪入りして、伊丹空港からバスで新大阪に移動。とりあえず荷物を預けてから、地下鉄を乗り継いで久しぶりに鶴見緑地へ。地下鉄の駅を出て道を渡り、園内をしばし歩いて「咲くやこの花館」に入館。各種ランや熱帯スイレンの咲く熱帯雨林植物室を通って屋外に出て、確かこの辺にあったのが、そう、ジャカランダ。ようやく新芽が展開し始めたところで、近くに花芽は確認出来なかったが、上の方に莢が残っていたので少なくとも去年は咲いていたのだろう。ゴクラクチョウカやトーチジンジャーの咲く熱帯花木室、サボテン・多肉植物室と続いた次は、突然涼しくなって高山植物室。サクラソウやクロユリ、リンドウの仲間など可憐な花が沢山さいているが、最も目を引くのは“ヒマラヤの青いケシ”と呼ばれるメコノプシス。花博の目玉として紹介された花だけあって、その数は半端ではなく、30以上の花が咲いていた。解説によると冬眠状態に置いた苗を2週間ずつずらしながら開花させるため、一年中途切れることなく公開出来るのだとか。中央にあるフラワーホールでは特別展として、トロピカルフルーツの苗と実を展示中で、売店で各種ジュースを販売していたので、パッションフルーツを注文。

いのちの塔

大温室を出て、すぐ近くにある展望塔「いのちの塔」にエレベーターで上る。展望室からは四方が見渡せたのだが、窓の外を数十センチおきに金属棒がジグザグに走っていたりする。広角側だと金属棒だらけの写真になってしまうので、目一杯望遠側にしてどうにか2枚だけ撮影。空港の展望デッキのような金網なら、カメラを隙間から出して撮影することも可能なのだけれど、ここの金属棒は窓ガラスよりも1メートルぐらい外だから避けようがない。展望室からの眺めよりも、建物を外から眺めた時のデザインの方を優先させたのだろうか。天気が良かったのでとりあえず、生駒山地や北摂平野は見渡すことが出来た。

風車の丘

展望塔を降りてから大池を回って国際庭園へ。ここには「国際花と緑の博覧会(花博)」当時の建物もまだ幾らか残っているが、さすがに開催から二十年近くも経つと、少々古びてきているようだ。坂を上って風車の丘に出ると、手前の花壇の大部分は入れ替え作業中だったが、風車のすぐ近くだけはサルビアが咲いていた。朝出た時の関東は雨だったが、こちらは雲一つない快晴で、サルビアの赤が青空に映えていた。そして夏日の陽気の中を歩き続けてかなり暑かったが、バラ園と鶴見新山を通って園内を大体一周してから地下鉄の駅に戻る。

新大阪駅の構内で夕食を取り、荷物を受け取ってから宿にチェックイン。部屋からネットに繋がるので、持参したパソコンでバンコク滞在時の日記を少しずつ更新しておこうか。