2008/10/18(土)

早起きしなければというプレッシャーでやはり寝付きが悪くなったが、それでも5時前に起きてつくばから出て来るのに比べれば、かなり休めたことになる。京急で羽田空港に向かい、本館南から搭乗。今回は往復ともプレミアム特割利用で、行きは9時前出発便なので朝食としてきのこのクリームスープが供される。飛行機は南アルプスを越え、若狭湾や天橋立を右に見て、1時間と少しで広島空港に到着。

尾道ラーメン

ターミナルで30分近く待つ間にコンビニで買い物をしてからバスに乗り、終点の三原でJRに乗り換える。そういえば岡山・広島地区もICOCAエリアになったんだよね、ということでモバイルSuicaを利用。三原始発の岡山ゆきの乗ったら、次の糸崎で長めの停車をして糸崎止まりの乗客を待つという少し変わった運用。尾道で下車して、駅前のラーメン屋に入ってちまきセットを注文。エネルギー補給が済んだところで、自転車を借りようとしたがレンタサイクルを行っている駐車場が見付からない。以前は「しまなみ交流館」の中にあった観光案内所は駅構内に移っていたので、駅まで引き返して聞いてみたら、思ってたよりも西側にあった。場所が移ったのではなくて、どうやら単なる記憶違いだったようだ(^^;

マウンテンバイクは乗り方がよく分からないので、迷わずママチャリを借りて、「しまなみ海道サイクリングチケット」を購入したら準備は万端。駅前渡船に乗って向島に渡る。空は晴れた。風はおあつらえ? さぁ、4年ぶりのしまなみ海道のサイクリングに出発!と張り切って漕ぎ始めたものの、程なく標識が見当たらなくなる。のっけから曲がる場所を間違えたようで、慌てて引き返して進み直す。気を付けなければならないポイントは僅かなので、地図を見直してしっかり頭に入れておこう(汗) 西に進み続けて海辺に出ると進路は南向きとなる。対岸の岩子島を眺めながら進むと因島大橋が見えて来る。一旦橋の下を通り越してから、専用のぐねぐね道を上って車道の下の二輪車専用道を渡る。

因島フラワーセンター

因島大橋を下りて暫く海沿いに進み、内陸部に向かう坂を上り、峠に相当する場所にあるのが因島フラワーセンター。前回は時間がなくて素通りだったが、今回は休息も兼ねて入園。まずは休憩所で飲物を飲んでから、斜面に作られた花壇を通って、ランやストレプトカーパスなどが咲く温室へ。展望台から付近の小島を見下ろした後、芝生広場を経由して入口に戻ってサインクリングを再開。因島インターチェンジの近くを通って、再び海辺に出ると次の生口橋が見えて来る。こちらも少し通り越してから急な坂道を上ってから、今度は車道の左隣の自転車・歩行者専用道を渡ることになる。

生口島に入ってからは、ひたすら海岸沿いに進み続ける。前回は尾道出発が遅かった上、11月で日が暮れるのも早かったため、暮れ行く中をかなり急いで進んだのだけれど、今回は時間にかなり余裕があるので、ゆっくり走っていてもまだ3時過ぎである。瀬戸田の中心部に入り、平山郁夫美術館に入館。入口近くに喫茶室があったので、チャイを飲みながらひと休憩してから館内を見学。続いてすぐ近くの耕三寺にも行こうとしたら、ちょうど門が閉まったところだった。4時半までと分かっていればもう少し早く美術館を出たのだけれど、事前に調べておかなかったのだから仕方がない。

生口島の夕日

宿に入るにはまだ少し早かったので、海辺まで出て夕日を見に行くことにした。その名も「サンセットビーチ」というのがあるので近くまで行ってみたが、夕日が見える砂浜ということであって、その場所がベストポイントという訳でもなさそうだったので、少し手前の堤防沿いの歩道に自転車を停めて、日没時刻を待つ。ちょうど向かいに大三島が横たわっているため、太陽は水平線よりも上方で沈むことになり、そのまま撮影すると受光素子が傷みそうだったので、島影に半分以上隠れたところでカメラを向けてシャッターを切る。瀬戸田に引き返して、コンビニに立ち寄ってから宿に入る。“お車でお越しですか”ではなく“自転車でお越しですか”と尋ねられるのは、しまなみならではなのだろう。宿で夕食を取った後は、寝不足で疲れていたので早めに就寝。