2008/11/04(火)

沖縄最終日はずっと曇りの予報。雨だったら映画にでも行こうかと思っていたのだが、降らないのなら観光しない手はない。とりあえず那覇空港に行って荷物をロッカーに預けてから、モノレール赤嶺駅で下車。糸満方面で最も本数が多い89番の糸満(高良)線の始発は那覇バスターミナルであるが、市内を一周して旭橋まで戻って来るだけでなく、その後殆どの便が赤嶺駅前を経由するので、空港から糸満に向かうには赤嶺経由が最も便利ということを以前学習済みなのである。バスは少し遅れて来たものの、赤嶺から約30分で糸満バスターミナルに到着。そこから乗り継ぐ次のバスは30分後で、バスを降りてからさらに30分近く歩くことになるので、行きはタクシーに乗って喜屋武(きゃん)岬に出る。

喜屋武岬

沖縄本島最北端の辺戸岬は去年訪れたので今度は最南端にと思っていたのだが、厳密に言うと喜屋武岬よりも東隣の荒崎の方が数百メートル南ということになるのだが、平和之塔や灯台があるのはこちらの方だし、喜屋武岬から荒崎も見えるので僅かな差はよしとしよう。タクシーで教えられた通りに灯台の先まで続く道を道を歩くと崖の極みに出て、確かに迫力のある眺めだったが、眼下は遮る物のない海だったので1メートル手前で足が竦んでしまった。空は雲に覆われているので海の色も冴えないが、昨日と違って歩くのは暑くない。喜屋武岬から具志川城趾まで直線距離にして500メートルだが、道は真っ直ぐ繋がっていないので15分くらい歩く。久米島の具志川城主が島を追われてここに城を築いたという言い伝えがあるとのことで、城門跡から石積みの残る城跡に入ると海の向こうに慶良間列島が見える。久米島はその向こう側か。そういえば久米島の具志川城跡ってどこにあったっけ、と後で調べてみたら、3年前にミーフガーの近くで訪れた城跡がそういう名前だった。

日本最南端の駅

1キロ近く歩くと喜屋武のバス停のある広場に出たが、次の目的地に向かうバスは出たところだったので、さらに1キロ近く歩く~はずが道を間違えて少し遠回りになってしまったものの、具志川城趾から1時間と少しで琉球ガラス村に到着。とりあえず2階のレストランで食事をしてから、バスを一本見送って売店と工場、美術館を見学。青いぐい飲みのデザインと色合いが気に入ったので、衝動買いしてしまった。糸満バスターミナルでバスを乗り継いで、赤嶺駅前へ。そういえばこの駅は日本最南端なんだよね~ということで駅前広場にある石碑を撮影してから、モノレールに乗車。牧志で降りて国際通りの東側を歩いて、りっかりっか湯で一休憩してから空港に戻る。因に那覇空港駅が、日本最西端となっている。ターミナル1階でぜんざい(沖縄ではかき氷のこと)を食べてから2階で買い物を済ませ、ロッカーから荷物を取り出して搭乗待合室へ。帰りもプレミアムクラスに変更できたので、プレミアムデリが早めの夕食となる。羽田からはモノレールとJRとTXを乗り継いで帰宅。