2008/11/15(土)

昨夜は早く眠れたので、朝5時過ぎの出発でもそれ程睡眠不足にはならなかった。羽田でプレミアムクラスに変更して、南ピアから搭乗。上空に出る頃にはかなり空腹になっていたので、機内食のキノコスープが有難い。

水前寺成趣園

10時過ぎに熊本空港に到着し、バスで熊本市内に出る。当初の予定では今日のうちに遠出するつもりだったのだが、天気が崩れるのが早まったので熊本市内観光に急遽変更。空港到着時は雲一つない快晴だった空も、早速雲に覆い尽くされている。交通センターで荷物を預け、一日乗車券を購入してから、近くのラーメン店で昼食を取る。この雲行きなら屋外優先ということで、路面電車に乗って水前寺公園電停で下車。水前寺成趣園に入ると着飾った親子連れが多かったが、園内の神社への七五三参りだったようだ。東海道五十三次を模したと言われる庭園を巡った後は、路面電車で市内中心部に戻る。

本丸御殿

続いて訪れた熊本城は、多くの観光客でごった返していた。宇土櫓、天守閣を見学した後は、昨年の築城400年を機に復元された本丸御殿へ。ランドマークとなる天守閣と比べると地味な建物である本丸御殿を復元するのは、かなり珍しいのではないだろうか。現物が残っているのも高知城だけのようだし。真新しい建物や屏風絵はなのでまるで時代劇のセットの中を歩いているような感じだったが、何年か経つとさらに風格が加わるのだろうか。時折小雨が降るようになっていたが、城を降りて肥後六花園を見学。「六花」といっても雪の別称ではなく、肥後で改良されて独特の花形を持つ肥後菊、肥後椿、肥後山茶花、肥後花菖蒲、肥後朝顔、肥後芍薬の総称である。今の季節に咲いているのは菊と山茶花。6年半前に来たときに見た可能性があるのは芍薬と牡丹。つまりは残り二つを見るためには夏と冬も来なければならないということなのかな。

ワッフル

商店街を少し歩いて「コッツウォルズ・ティーハウス」で休憩。宿に引き上げるにはまだ早い時間だったので、映画でも観に行こうかということで路面電車に乗ってシネコンに行ってみると、2つの候補のうち片方は上映が既に始まっていて、もう片方は1時間後。とりあえずチケットを購入して、一旦交通センターに戻り、宿にチェックインしてから出直すと、丁度良い時間になっていた。という訳で公開初日の「ハッピーフライト」を鑑賞。パイロットや乗務員だけでなく、整備や管制など飛行機の運航に関わる人達をくまなく登場させているという今までにない飛行機映画。航空会社の全面的な協力により、本物と同じ制服のみならず、B747-400の実機を使って撮影したというから驚きである。

終映後、外に出ると大雨となっていた。夕食は繁華街の店に行くつもりだったが、電停から歩くのさえ億劫になるほどの土砂降りだったので、熊本駅前に出て駅ビルの中の店に変更。馬刺や辛子レンコンなどの郷土料理セットを芋焼酎と一緒に。