2009/01/12(月)

7時半前にチェックアウトして、タクシーで島尻港に向かう。バスでも行けないことはないのだけれど、7時半のバスだとぎりぎり間に合わなくて、6時50分のバスだと早過ぎるからね。港といっても小型船が1日5往復するだけなので、乗船桟橋があるだけで待合室はない。海風が強くて肌寒かったが、海は荒れていなかったので一安心。出航時間が近付いてから車で来た係員から往復乗船券を買って、「ニューかりゆす」号に乗り込む。島尻を出てから15分で大神島に到着。これで公共交通で行ける先島諸島(宮古列島と八重山列島の総称)に全て訪れたことになる。

大神島

大神島は周囲約3kmの小さな島で、人口は約40。その名が示す通り神域が多い島で、ガイドブックには“むやみに散策しないこと”と書いてあるが、案内板に従って整備された道を歩く分には問題ないであろう。船を下りた後はまず、外周道路を歩いて北に向かう。道路は島の西側半分のみで、港から10分も歩けば終点となる。その辺りの岩は海面の辺りが深く削られていて、独特の形になっている。伊良部島の佐和田の浜にも多く見られるが、こちらは数が少ないものの一つ一つがかなり大きい。太陽がずっと雲に隠れているので、写真を撮っても暗くなっていまう。

遠見台より

道を戻る途中で遊歩道に入って、高台にある集落までショートカット。遠見台への階段を上って、山頂(標高70m)から周囲の景色を眺める。西側には宮古島が横たわっていて、左側の朝日に霞む東平安座岬から、右側の池間大橋の先の池間島まで陸地がずっと続いている。島は円錐形なので、眼下にある集落や港も良く見える。遠見台を降りてから、遊歩道の続きを辿って多目的公園に出る。その辺りが外周道路の反対側の終点となっていて、こちらにも変わった形の岩が幾つかある。ここから歩くとすぐ港に出たので、集落までの坂道を往復してから、港周辺の写真を撮りながら船の時間を待つ。

うやきそば

島尻港からの帰りはバスに乗るつもりだったけれど、バス停を探してから1時間待たねばならなかったので、桟橋に停まっていたタクシーに乗車。平良に戻ってから早めの昼食ということで、「古謝本店」で名物の「うやきそば」を注文。「うやき」とは“金持ち”の意味だそうで、宮古そばにラフティー、ソーキ、テビチと豚肉が豪勢に載っているのである。飛行機の時間にはまだかなり早かったけれど、街ではこれといってすることもないので、宿で預けた荷物を受け取ってタクシーで空港に向かう。マラソンに参加者かと訊ねられるのは、今回はこれで3回目かな(^^;

乗り継ぎ便のプレミアムクラスに空席があったので、航空券(電子データ)を変更してから荷物を預ける。その後は展望デッキで飛行機を眺めたり、ターミナル内で文庫本を読みながら搭乗時刻を待つ。機材到着の遅れにより出発が遅れるというアナウンスがあったので少し焦ったが、遅れの見込は20分ということなので、それなら乗継ぎは大丈夫だろう。結局それ以上遅れることなく出発したが、那覇空港に到着すると沖止めとなった。かなりぎりぎりになるかなと思っていたら、乗継ぎ時刻が迫っている乗客はバス搭乗ラウンジ(38番ゲート)で降りることになったので、出発予定時刻の30分前に搭乗待合室に入ることが出来た。連休最終日で混雑しているラウンジで少し休憩してから、羽田ゆきに搭乗。出発が5分以上遅れたが、帰りは追い風となるのでほぼ定刻どおりに羽田に到着。浜松町で文庫本を買い込んでから、つくばエクスプレスで帰宅。