2009/01/11(日)

マングローブ遊歩道

今日の天気予報は曇り。風が収まり雨も降らなさそうだったので、予定通り自転車に乗ることにする。貸自転車の店が開くのが9時だったので、少し早めに出て周辺を少し散策していると、集落の中にひっそりと建つ「ドイツ皇帝博愛記念碑」を見付ける。座礁現場の上野ではなくて平良の方にあったんだね。開店直後に自転車を借りて、街を出て南に向かう。空港滑走路の近くを通り過ぎ、旧下地町に入って暫く走ると、右手にマングローブの林の中に遊歩道が見えたので立ち寄ることにする。「ウプガーマングローブ遊歩道」という名前で、公園内には昔飲料水として使っていた湧き水「ウプガー(上川)」がある。木の遊歩道や展望台、水の中には飛び石もあって、マングローブの林をいろんな角度から観察することが出来る。ここは手持ちのガイドブックにも載っていないので、思わぬ発見である。

竜宮城展望台より

与那覇湾沿いに走って、東急リゾートのすぐ近くにある前浜に出る。青い海に向かって広がる真っ白な砂を草木の緑が縁取っている。向こうに見えるのは来間島。先程から晴れ間が出るようになったので、景色は鮮やかさを取り戻しつつある。続いて来間大橋を渡って来間島へ。前回この橋を通った時は観光バスですぐに通り過ぎてしまったのだが、自転車だとゆっくりと景色を楽しむことが出来る。島の集落を抜け、「竜宮城展望台」という個性的な形をした展望台へ。入口の階段を上って、さらに3階まで上り詰めると、眼下には宮古島との間のエメラルドの海が広がっている。ちょうど陽が射して海の色の美しいこと。左手には伊良部島が見える。昨日に比べれば暖かく感じるものの、展望台の上で風に吹かれ続けているとそれなりに肌寒くなってきたので、写真を撮って一休みしてから先に進む。来間東農村公園の展望台から来間大橋を一望した後、そのまま帰ってしまっては島の入口しか訪れたことにならないのでと、島の反対側にある長間浜を訪れる。こちらも綺麗な白い砂浜だったが、この時間だと逆光条件。島を出る前に橋の近くにある遊歩道の先端まで行ってみたが、タコの形をした休憩所が面白かったものの、展望はそれ程開けていなかった。

宮古島に戻って県道を進むと橋梁工事中だったので迂回する。入り江湾を渡ってうえのドイツ文化村に着いてみると、前回とは違った雰囲気~って「宮古島100kmワイドーマラソン大会」というのが今日開催で、ここがスタート/ゴール地点になっていたんだ。入口には赤絨毯が敷かれ、事務局や報道関係者等がゴールする人を待ち構えていたが、とりあえず内部施設は通常営業のようだったので、ゴール間近の人がいないかを確認してから入園。遅めの昼食を取ってから、「博愛記念館(マルクスブルク城)」と「キンダーハウス」を見学。どちらも3年前に入っているけれど、観光ツアー中で時間の制約があったので、今回はゆっくりと見学する。とはいえ「シースカイ博愛」にまで乗船すると、帰りの時間が厳しくなってしまいそうだったので、今回もパスして次に進もう。おっと、そこにいるのは「宮古まもる君」ではないか。そういえば間近で見るのは初めてだったかな。

オオゴマダラ

帰りは島の中心部を横断したので少しだけ上り坂となったが、宮古島自体が大きさの割にかなり平坦な島(最高地点でも約100m)なので、大した勾配ではなかった。空港へ向かう道を右に曲がって、やはり3年ぶりの「みやこパラダイス」へ。売店裏から入園して、熱帯植物園を通ってオオゴマダラやリュウキュウアサギマダラが乱れ飛ぶ蝶々園へ。金色に輝くオオゴマダラのさなぎを見るのも久しぶり。年末にはクリスマスツリーに仕立てていたらしい。近くにある「 夕日ヶ丘の展望台」に上ってから、空港ターミナルにも立ち寄って外観写真を撮影した後、平良に戻って自転車を返却。夜は西里通りの居酒屋へ。日曜定休の店でも、さすがに連休中日は営業していた。