2009/01/24(土)

足摺岬

早起きして羽田入り。カウンターでプレミアムクラスに変更してから、用事を済ませて北ピアのラウンジで搭乗時刻を待つ。冬型だと太平洋側は晴れているので、冠雪した富士山や志摩半島、室戸岬や足摺岬を確認することが出来た。例によって強い向かい風で、予定より少し遅れて宮崎に到着。今日は軒並み雪の予報が出ている九州にあって、宮崎だけは晴れているのだけれど、気温は5℃以下でこの辺りとしてはかなり寒い日である。といっても普段の茨城とあまり変わらないのだけれど。空港ターミナルで定番の冷や汁を食べてから、青島方面に向かうバスに乗車。

チューリップ

青島亜熱帯植物園は毎年ジャカランダの開花時期に訪れているけれど、それ以外の季節に来るのは初めてである。今回の目的は年末から2ヶ月間開催されている「真冬のフラワーショー」で、屋外のチューリップが咲く頃を見計らって旅行を手配したのである。いくら温暖な宮崎とはいえこの時期に通常のチューリップが開花することはないが、冷蔵処理をした「ミラクルチューリップ」が植えられているのである。赤と白のチューリップが咲き並ぶバス停側から中に入り、温室横のジャカランダの大木を見上げると葉を落としていなかったが、色あせていたので春までには生え替わるのだろうか。温室前から正門へと続く花壇には、色とりどりのパンジーやネメシア、ストックが咲き乱れ、そして林の中に入ると見渡す限りのチューリップが(^o^) 早咲きの黄色に白と赤が追いついたところで、鮮やかな色の帯が向こうの方まで続いている。普段なら関東よりも暖かくて、体感的にも一足早い春ということになったはずであるが、寒波のため視覚のみの春である。写真を撮っても春の写真と区別が付かなくなりそうなので、椿やストックも写し込んでみたりする。風がそれ程強くないとはいえ、ずっと屋外にいると体がすっかり冷えてしまったので、温室に駆け込む。温室の中もシンビジウムが沢山飾ってあって、なかなか豪華である。ストーブで暖を取ってから、外に出て撮影を続行。海辺に出て青島を遠くから眺めてから、駅に向かう。

飫肥城趾

ジャカランダの季節だと道の駅フェニックスや油津にも寄るので、移動はバスの方が便利なのだが、今日は飫肥に直行するので久しぶりに日南線に乗ることになる。伊比井から内陸に入って、北郷経由で飫肥までは40分。荷物をロッカーに預けて、少し離れた城下町まで歩く。まずは飫肥城趾に入って、杉の大木が立ち並ぶ本丸跡へ。4年半前に来た時は大雨だったが、その直後の連ドラ「わかば」の舞台になったそうな。武家屋敷通りを歩いて田ノ上八幡まで行ってから、旧藩校振徳堂を見学。大手門近くにあるいつもの「おび天蔵」でおび天そばを食べた後、これまたいつもの「おびの茶屋」で厚焼卵を購入。駅に戻って荷物を取り出し、南郷ゆきの列車に乗って油津で志布志ゆきに乗り換える。1時間と少しで串間に到着した時には、すっかり暗くなっていた。駅間のコンビニで買い物をしてから、近くの宿にチェックイン。部屋でネットが使えるのは有難いけれど、窓からの冷気でかなり寒く感じる。暖房の効きが悪すぎるのでは~とよく見たらダイヤル式スイッチが目盛りからずれていて、“強”を示していても実際は“切”だった。ダイヤルを回したらすぐさま暖かくなったので、安心して眠ることが出来た(^^;;;

ピーター・V・ブレット「護られし者3攻勢」読了