2009/05/05(火)

名残の朝食を済ませてから宿を出て、バスターミナル(Busáras)から空港ゆきの2階建てバスに乗る。約30分で空港に到着し、搭乗手続きを済ませてから保安検査場を通過。搭乗口の近くにラウンジが見当たらなかったので、一般待合室で搭乗案内を待つ。帰りもbmiのA320で、機内ではショート・ブレッドと紅茶のセット(Meal Deal)を注文(有料)。ほぼ定刻通りにロンドン・ヒースロー空港の第1ターミナルに到着し、手荷物を受け取ってからターミナル間を移動。地下通路を延々と歩いて第3ターミナルに到着したところで、成田ゆきの出発時刻の6時間前。搭乗手続き開始まで3時間もある。乗り継ぎがスムーズなら一本後の便でも十分間に合うはずなのだが、ターミナルが離れている上、搭乗手続きや手荷物預託が再度必要とあれば、遅れた時の心配から早い便を選ばざるを得なかったのである。同じ日にスターアライアンス便同士を乗り継ぐ場合、通常はスルーチェックインとバゲージスルーが可能なのだけれど、bmiは経費節減のためチケットが別切りの場合はどちらも対象外なのだから仕方がない。

まずは順当にパブで昼食を取り、食後に紅茶も頼んで1時間。続いてカフェでフルーツ・スコーンと紅茶を注文して1時間。座り続けるのも疲れたので、最後の1時間弱はチェックインカウンター近くで文庫本を読みながら開始時刻を待つ。少し早めに手続きが始まり、ようやく手荷物を預けたところで、優先レーン(Fast Track)を通って出国。免税店で買い物をしていると、日本人ばかりがマスクをしているのがやたらと目立つ。念のための用心なのだろうけれど、このご時世だとあまりお近付きになりたくない雰囲気である(^_^;) 以前はラウンジとしてユナイテッド航空の"Red Carpet Club"を指定されていたが、現在はアメリカン航空の"Admirable Club"となっている。搭乗口までかなり離れていたので、文庫本の切りが良いところで早めにラウンジを出る。

定刻通りに出発して、暮れゆくイギリスを後にする。一回目の食事には、ブルゴーニュの赤(Ch. de Rully 2007)を注文。やっぱりピノ・ノワールだと、開栓直後でも硬さが目立たないような気がする。いつものようにデザートのパフェが終わるや、即就寝。

ロイス・マクマスター・ビジョルド「影の棲む城」読了