早めに家を出て、飛行機で伊丹に移動。連休直後とあって、どちらの空港も修学旅行生で混雑していた。
空港から電車を３回乗り換えて、京都出町柳へ。まずは昼食をということで、駅近くの「ファラフェル・ガーデン」に入って、店名にもなっているファラフェル（ひよこ豆のボールを揚げたもの）のピタサンドを注文。天気が良ければ久しぶりに比叡山に行こうと思っていたのだけれど、午後から雨の予報だったので予定を変更して鞍馬ゆきに乗って木野で下車。妙満寺のツツジは見頃を過ぎていたけれど、山門前にはカキツバタやスイレンが咲いていた。仏舎利大塔はブッダガヤ大塔をかたどったものとしては日本初だそうで、確かに日本では見慣れない形式である。雨が降り出したらおとなしく駅に戻るつもりだったけど、天気は暫くもちそうだったので、そのまま北山方面まで歩く。途中の深泥池（みどろがいけ）は南側の池本体よりも湿原の方がずっと広いが、独特の植物群落は国の天然記念物に指定されている。といってもぱっと見でどの植物が貴重なのかはよく分からないが、黄花と白花のカキツバタは遠目にも目立っていた。
市街地の北縁を歩いて、カキツバタで有名な大田神社へ。入口近くの大田の沢は盛りを過ぎていたものの、一面の青紫に覆われていた。小雨の中、上賀茂の社家の町を通って北山駅前に出て、喫茶店で休憩してから地下鉄に乗車。市役所前で降りて夕食の店を探したが、目に付くのは喫茶店かファーストフードか土産物屋ばかり。なかなか見付からないとさまよううちに辿り着いたのが、寺町錦小路あたり。いろいろと話し込んでから店を出て、二条城近くの宿にチェックイン。
