2009/06/20(土)

早朝の快速で秋葉原に出て、駅の券売機で旅先の切符を受け取ってから羽田に向かう。搭乗まであまり時間がなかったのでラウンジで少しだけ休憩してからゲートに行ってみたら、機材繰りの関係で30分以上遅れるとのことだったのでラウンジに再入場。離陸時の順番待ちもあったので、40分以上遅れて新千歳空港に到着。飛行中はずっと雲の上だったが、千歳は少し雨が降っていた。

屯田兵定食

エスカレーターで地下に降りて、切符を買わずに直接JRの改札へ。Kitacaは今年3月のからSuicaと相互利用可能になったのである。小樽行きの快速「エアポート」に乗って、新札幌で下車して駅前のバスターミナルからJRバスに乗車。1時間に1本の運転だったけれど、待ち時間は約20分で済んだ。終点の北海道開拓の村に到着する頃には、一旦止んでいた雨が再びぽつぽつと降り出していた。旧札幌駅舎(復元)から“入村”し、まずは入口近くの食堂で豚汁やいももちがセットになった「屯田兵定食」を食べる。

馬車鉄道

村内には道内各地にあった開拓時代以降の建物が、4つの群に分かれて移築(一部は復元)されている。そのうち最大の「市街地群」は並木道の両側に役場や郵便局、商店や民家などが並んでいる。殆どの建物は中にも入れるようになっていて、一軒ごとに靴を脱いだり履いたりするのは少々面倒だったが、内部では可能な限り当時の状況を再現してあったので興味深く見学。入口周辺の建物を回ったところで、馬車鉄道の時間が近付いて来たので、並木道の線路の端にぽつんと停まっている客車に乗り込む。暫くすると鈴の音を響かせながら白い馬がやって来て(「ヴァルデマールの使者」を思い出す)、馬具で客車と結んで牽引開始。並木道を進んでカーブを通過すると程なく終点の農村群の入口に到着。畑地の中にある農家や養蚕所、駅逓所や開拓小屋などを一通り見学してから、木立の中を歩いて炭焼小屋や飯場のある山村群に移動する。林間に移築された武道場や寄宿舎を経由して市街地群に戻り、写真館や各種商店を見学してから漁村群へ。こちらは海辺まで再現してある念の入りようで、複数の蔵を併せ持つ大きな漁家もある。再び市街地群に戻って新聞社や旅館を見学。さっさと回ったつもりでも、村内にある52の建物を全て見学すると3時間以上を要した。

北海道百年記念塔

外に出た時点で既に4時を過ぎていたので、開拓記念館はパスして北海道百年記念塔へと急ぐ。野幌森林公園内の遊歩道をてくてく歩いて20分。5時くらいまで開いているかなと思ったら、入場は4時半で終了とのことで気の毒顔で扉が閉まるorz 残念ながら勇者気分で塔にのぼる計画は果たせなかったが、周囲に人がいなかったので「Zくん大発生」用の写真を撮影。カメラを固定する場所はでこぼこのコンクリートしかなくて、強風でお面が飛ばされそうになったりしたけれど、なんとかそれらしいのが撮れたところで撤収してバス停に移動。帰りのバスは札幌駅直通だったので、新札幌で降りずに終点まで乗り通す。

宿に入る前に夕食を済ませておこうと、事前に調べておいた店に行ってみたら閉店になっていた。仕方がないのでケータイで近くの店を検索して行ってみたが、メニューや雰囲気が今ひとつ。結局その近くにあったワインバーに入ってみる。グラスワインは赤白4種類ずつあったので、ブルゴーニュの白(シャルドネ)とヴァンドゥペイドックの赤(シラー)を注文。後から調べてみたところ全席禁煙だった。コンビニに立ち寄った後、明日の集合場所を確認してからホテルにチェックイン。