2009/10/30(金)

機内食

5時に起床して朝一番のバスで成田入り。両替は現地でした方がレートが良いようだけれど、カードのポイントにつられて予定の半額を出発前に両替しておく。ラウンジで軽く食べてからネットで情報収集しているうちに、搭乗開始時刻が近付いてきたのでゲートに移動。予約当初から2度の機材変更を経て、座席だけファーストクラスとなるはずだったが、直前でさらに機材変更が入ったため通常のビジネスクラスの座席となった。短距離のビジネスクラスの食事は和洋折衷だけど、メイン2種類のうちなるべくワインに合いそうな方を選んで、ブルゴーニュの白(Viré Classé 2007)を注文。そして食後は長距離線用のシートを倒して仮眠。

着陸前に街並みが見えて来たと思えばそれが目的地で、中心部を通り越して暫く飛行を続けてから香港国際空港(香港國際機場/Hong Kong International Airport)に着陸。到着ゲートからかなり歩いて入国審査場まで行ったら、到着便が重なっていたのか大混雑。さすがに米国や日本と違って、質問があったり指紋や顔写真を取ったりする訳ではないので列は順調に流れていったが、荷物受取場所に辿り着いた時には既に多くの手荷物が回転台に載っていた。税関を通って外に出て、両替を済ませてからMTR(港鐵/Mass Transit Railway)のエアポート・エクスプレス(機場快線/Airport Express)に乗車。1998年に移転した現在の空港は、ランタオ島(大嶼山/Lantau Islnad)の隣の島を埋め立てて造ったもので、香港中心部まで高速鉄道でわずか24分。終点の香港駅(香港站/Hong Kong Station)からは、無料連絡バスに乗ってワンチャイ(灣仔/Wanchai)地区にあるホテルで下車。チェックインして部屋で少し休憩してから、午後の観光に出掛ける。

アフタヌーンティー

ワンチャイの海岸地区は近代的な高層ビルが林立し、幅の広い道路もあるので歩道橋を利用しながらグランドハイアット香港(香港君悦酒店/Grand Hyatt Hong Kong)まで歩く。北京語でホテルは「飯店」だけど、広東語だと「酒店」になるのかな。ガイドブックによると伝統的なアフタヌーンティーが注文出来るとのことだったが、2階のラウンジに行ってみると食事はビュッフェのみで、1階のカフェならハイティーのセットがあると案内された。そして出て来たセットは確かに伝統的な様式に従っていたものの、量的には日本とあまり変わらなかったりする。といってもそれほど空腹ではなかったので、これで丁度良かったんだけどね。

幻彩詠香江

明朝の集合場所を確認してから、スターフェリー(天星小輪/Star Ferry)の乗り場に移動。夕暮れ迫るビクトリア・ハーバー(維多利亞港/Victoria Harbour)を渡って、対岸のカオルーン(九龍/Kowloon)側にあるチムサーチョイ(尖沙咀/Tsim Sha Tsui)へ。船を降りると尖沙咀鐘楼(Former Kowloon-Canton Railway Clock Tower)の近くには海に面した展望デッキがあったので、ベンチに腰掛けて対岸の香港島(Hong Kong Island)の高層ビル群が、夕景から夜景へと移り変わるのを眺める。そのままワンチャイに戻るのは勿体ないし、近くで適当に時間を潰すような場所もなかったので、周囲を少し散策してから再びベンチに腰掛けて、夜景を見ながらぼーっと過ごす。そうするうちに次第に観光客が集まりって来て、事前アナウンスが流れるようになる。午後8時になるといよいよ「シンフォニー・オブ・ライツ(幻彩詠香江/A Symphony of Lights)」が始まる。香港島にある20の高層ビルに設置されたサーチライトを使った壮大なショーで、まずアナウンス(今夜は英語)が参加するビルを東から西に向かって順に紹介していくと、まるでコンサートのメンバー紹介のようにそれぞれのビルが光で応える。その後は音楽に合わせて屋上のサーチライトが踊り、ビルによっては壁面の照明も点滅する。九龍側の音声と、香港島側の各ビルの照明を連動させるだなんて、こんな大掛かりな仕掛けにどのくらいの費用が掛かるのだろうか~と思いつつも、見事なスペクタクルに感銘を受けながら手摺りを利用して撮影を続ける。折角だからちょっとだけ動画も撮影しておこうかな。あっという間の15分が終わり、普通の夜景に戻った高層ビル街を後にして、再びフェリーに乗って香港島へ。港からMTRの駅まではビルの間を歩道が続いていたので、出来る限りそれを利用する。途中でコンビニに立ち寄って、明日の朝食を調達。