2010/06/12(土)

朝早く目を覚まして窓から海を見下ろすと、人影が沢山。こんな時間から何事かと思えば、サーファーだった。今日は天気が下り坂なので、波の条件が良いのだろうか。予報によると午後から本降りのようなので、早めに行動しておいた方が良いだろう~と思った矢先に通り雨となったが、出掛ける頃には止んでいた。

青島亜熱帯植物園

今年のジャカランダ巡りは、宮崎県総合運動公園から。ということで北に向かうバスに乗って、運動公園前で下車。女王ヤシ並木通り沿いの水路のジャカランダは、今年何本かの木がもちらほらと咲いていた。少し早めにバス停に戻ったら、少し遅れていた前のバスに乗ることになった。青島で降りて、県立亜熱帯植物園へ。温室横のジャカランダの大木は、今年も見事に咲いている。何度か高潮の被害にあった海側もすっかり勢いを取り戻していて、樹形も不自然に見えなくなっている。南西側には花がなく葉ばかりの房もあったが、温室2階のテラスにも大きく張り出している。天気も少し回復して時折日が射すようになっていたが、背景の空は曇で覆われたままだった。次のバスまで時間があったので周辺を散策した後、もう一度温室横で名残を惜しんでからバス停に向かう。

続いて訪れたのは、道の駅フェニックス。かつてのジャカランダの名所は見る影もなく、元からあった木で僅かでも花を咲かせているのは1本だけだが、最近植えた若い木が少しずつ大きくなって花数も増えているようである。天気が良ければ最近完成した歩道で堀切峠まで行ってもよかったのだけれど、雨が降り始めたので食事を取った後は屋根の下に留まる。バスの時間が近付いて来たのでバス停に移動したところ、雨が急に強くなったが、暫くすると小降りに戻る。

テクノセンター

バスで日南市街地に出て、油津駅近くのテクノセンターへ。建物東側の2本の木も花を沢山咲かせるようになったので、南側の木と合わせてさらに見事になっていたが、雨が強くなってきたので写真が撮り辛い。すぐにレンズフィルターに水滴が付いて、画像がぼやけてしまうため、記録用に何枚か撮影するだけにしておく。宿に向かうにはまだ早い時間だったので、雨の中を日南駅近くまで歩いてジャカランダ巡りを続ける。去年国道沿いに見付けた木は、花数が少し減っていたが今年も綺麗に咲いていた。駅前に一昨年見付けた木は、目印となっていた空き地に建物が出来たようで、表通りからは木がどこにあったか確認することさえ出来なかった。保健所の近くに昨年見付けた木は、随分と花数が減っていたのでかなり近寄らないと分からないくらいだった。これで今日予定していた場所には一通り訪れたことになるので、駅待合室で雨宿りしてから南郷方面に向かうバスに乗る。

大雨なら南郷駅前からタクシーを利用するつもりだったが、小降りになっていたのでそのまま乗り続ける。駅前広場のジャカランダは、花数がかなり増えているのを車窓から確認。最寄りのバス停で降り、丘を越えていつもの宿に入った後は、雨ですっかり濡れてしまった服と荷物を乾かしながら、食事時間まで部屋でのんびりと過ごす。夕食は「ジャカランダディナー」という名前のコース料理だったが、食材や調理法は特にジャカランダとの直接の関係はなさそうだった(^o^;) 今年も道の駅までナイトジャカランダ鑑賞用の送迎があるようだったが、夜になって雨が激しくなっていたので、催行の確認さえせずに部屋に戻って早めに就寝。

ロイス・マクマスター・ビジョルド「死者の短剣 遺産」読了