2010/06/20(日)

大阪市中央体育館

宿を出て新快速で大阪に移動し、阪急梅田のロッカーに荷物を預けた後、一日乗車券を買って地下鉄に乗車。中央線の朝潮橋で下車し、今日最初の目的地である大阪市中央体育館へ。駅前にある八幡屋公園を歩くと、まるで古墳のような外観の体育館が見えて来る。アリーナは地下にあり、屋上はなだらかな丘となっていて、螺旋状に上る遊歩道の途中にジャカランダが並んでいる。それ程大きくなっていないのに、十本以上ある木はいずれも花を密に咲かせているので、かなり見応えがある。空はどんよりと曇り、空気がべとつく程湿度が高くて、花見のコンディションとしては今ひとつだったが、梅雨の真っ只中なので雨が降っていなかっただけでも幸運なのだろう。屋上の最高地点まで行って、周囲の景色を見渡してから駅に戻る。

一心寺

続いて訪れたのが、天王寺にある一心寺。堺筋線で恵美須町に向かい、地上に出て東に歩くと、遠くから高台にジャカランダの花が見えて来る。北門から寺に入って階段を上がれば、すぐ目の前にジャカランダの大木が見事に咲いていた。境内は大勢の参拝客で賑わっていて、線香の煙がたなびく中、念仏堂の隣に満開のジャカランダという、今まで見たことがない雰囲気。隣の建物の階段を上ると、踊り場からジャカランダを至近距離で眺めることが出来た。境内東側の墓地にも3本のジャカランダがあり、静かな場所にいずれも見事に咲いていた。敷地の境界にあったので、一旦外に出て道路側からも鑑賞。北東にある山門は、印象的な現代建築。再び境内に入り、もう一度念仏堂の前を通って、北門から外に出る。

堺筋線に乗るなら、昼はやっぱり「北浜レトロ」。早い時間の割には混んでいたが、待たされることなく着席。今回のアフタヌーンティーは、ミックスベリーのタルトとウバを選択。近頃平日は間食・夜食を控えているけど、今日は休日だから大丈夫(^^; 窓から見える中之島のバラ園は、さすがに花の季節が終わっているようだった。

青いケシ

そして本日3ヶ所目は、長堀鶴見緑地線に乗って「咲くやこの花館」。ジャカランダの季節に来るのは、9年ぶり2度目となる。熱帯睡蓮や蘭が咲く区画を通り抜けて温室の外に出ると、ジャカランダの木に3本とも咲いていた。午前中に見てきた2ヶ所に比べると花数は少ないけれど、そのうち全体に咲くようになるのだろうか。高山植物室には、相変わらずヒマラヤの青いケシが沢山咲いていた。駅に向かう途中で「いのちの塔」の前を通ると、展望台は3月末をもって閉鎖となっていた。

帰りは飛行機にしたので、梅田で荷物を取り出してから大阪空港へ。今日も羽田空港混雑のため離陸は出発時刻の30分後となった。羽田到着は高速バスに乗るのに丁度良い時間となったが、TX回数券が残っていたので鉄道で帰宅。幸い2日とも雨は全く降らなかったが、結果的に傘と三脚は荷物を重くしただけということになってしまった。