2010/07/11(日)

夜中に大雨となったようだが、朝起きた時には上がっていた。ずっと雨が降るのなら、今日は博物館巡りでもしようかと思っていたけど、最新の予報では暫く降らないようなので計画変更。とりあえず荷物を駅のロッカーに預けてから、地下鉄を乗り継いで薬院大通へ。天神・天神南間の乗り換えでも500m歩いたが、駅から目的地までも1km以上離れている上、道は途中から上り坂となる。動物園の正門前に出ると植物園の案内標識があったので、それに従ってみたところどうやら自動車用だったらしく、動物園の西門経由で大回りすることになってしまった。ようやく植物園の正門に辿り着くと、やはり動物園正門方面からの近道があったので、帰りは是非そちらを使うことにしよう。

福岡市植物園

という訳で、今日の最初の目的地である福岡市植物園に入園。敷地の殆どが高台となっていて、入口近くには展望台があったので、まずは階段を上がって市街地を眺める。続いて大花壇・バラ園を通って、一番奥にある温室(一部工事中)を見学。室内にはサガリバナのつぼみがあったが、早朝に咲くのでここでも実物を見るのは難しそう。温室の外に出ると、ジャカランダらしき若木が何本かあるのを見付ける。さすがにまだ花は咲かないのかなと思っていたら、地面にまごうことなきジャカランダの花が落ちていた。よく見ると青紫の花は結構落ちていて、それを辿っていくと壁際にわりと大きな木があった。さすがにもう花は終わった後かなと、念のため見上げてみるとまだ少し咲き残っていた。園内はそれ程広くなかったので、モデル庭園や竹林を経由して正門に戻ったところで、滞在時間は1時間程度だった。

植物園と動物園を結ぶ最短ルートだと、延々と階段を下ることになったので、来る時に通っていたらかなりしんどかったかも。なお、名古屋の東山公園と同様、動物園と植物園は中で繋がっていて共通料金となっていたが、後で調べたところ動物園正門から植物園に向かう場合は、少し遠回りになるようである。地下鉄で天神南に戻ると昼前になっていたので、混まないうちに百貨店の食堂街で昼食を取ることにする。

アクロス福岡

午後になって雨が降るどころか、時折日が射すようになっていたので、6年ぶりにアクロス福岡のステップガーデンへ。久しぶり過ぎて、少し道に迷ったりする。建物の中にはエレベーターがあっても、外側は12階分を歩いて上るしかないが、青々と茂る木々の間を歩くのはちょっとした登山気分。土休日のみ開放の屋上テラスに出ると、昨日よりも視界が良いので能古島や志賀島まではっきり見える。とはいえ空には雲が多いので、市街地の向こうの山並みは隠れていた。上る時は西側の階段を使ったので、下りは東側の階段を利用。

福岡タワー

天気はまだもちそうだったので、百道地区に向かうバスに乗車。天神地区はバス停が沢山あるのに、乗り場案内が見当たらず途中で諦めそうになる。都市高速を経由し、ヤフードームを通り過ぎた先にある終点で下車。少し歩いて福岡タワーに入場。エレベーターホールからガラス越しに吹き抜けを見上げた後、123mの高さにある展望室に上る。これだけの高さにあっても「5階」を名乗っているのが面白い。高層ビルのような外観でも実体はガラス張りの電波塔なので、地上と展望室の間にフロアが設けられていないのである。天神にいた頃に比べると雲が多くなってきているが、福岡市街地や博多湾の全貌を眺めるには十分な視界だった。帰りは博多駅ゆきのバスに乗車。ドーム付近で渋滞に巻き込まれたが、それ以外の場所は順調だった。

ロッカーの荷物を取り出して、地下鉄で空港入り。カフェテリアでワッフルを食べてから、早めにラウンジ直結の保安検査場に進む。出発まで3時間近くあったけれど、iPodとノートPCと小説があれば時間を持て余すことはない。搭乗開始は予定通りだったけど、例によって羽田空港混雑のため到着が遅れ、TXの快速にはぎりぎり間に合わなかった。かといって高速バスを待つのも面倒だったので、区間快速で帰宅。つくばで外に出ても雨は降っていなかったが、強い風が吹いていた。

マーセデス・ラッキー「盗人の報復(ヴァルデマールの絆1)」読了