2010/07/30(金)

朝7時のバスでつくばを発つ。次のバスでも飛行機には十分間に合うのだけど、諸事情により早めに成田入り。まずは荷物をロッカーに預けてから、ターミナル内で両替と買い物。マイナーな通貨だからレートが悪くなるのは仕方がないこととはいえ、銀行間相場の1.3倍以上もするので、必要最低限の現金を用意するに留めておく。休憩がてらスタバでマフィンを食べた後、荷物を取り出して搭乗手続きを済ませ、保安検査と出国手続に進む。今日の搭乗口からだと第3サテライトの「レッドカーペットクラブ」の方が近いのだけれど、勝手知ったる第4サテライトの「ANAラウンジ」を利用。そろそろ搭乗開始かなとゲートに行ったら、出発遅れのアナウンスが流れるというのはよくある話。暫く待って搭乗が始まり、ドアクローズになって誘導路に進んでも、空港混雑のため離陸の順番待ちというのもよくある話。

機内食のメゼ

トルコ航空の今日の機材は新型のB777ではなく在来のA340だったので、ビジネスクラスは2-2-2配列なのだけど、隣が空席なのでゆったりと過ごせる。機内食メニューは英語/トルコ語版に日本語版も挟んであったが、「新鮮にできあがってコーヒー」などなかなか微笑ましい訳文。「トロリから消化するもの」というのにはおったまげたが、英語メニューで確認すると「カート(イギリス英語でtrolly)から食後酒(消化を助けると言われるディジェスティフ)をお選び頂けます」の意味だった。トルコの赤ワインはメルローで、トルコ料理のメゼ(前菜)と良く合う。食事の後はいつものように少し仮眠してから、ガイドブックで予習。欧州路線に比べるとかなり南の方を飛んでいるが、窓から確認出来たのはドニエプル川やクリミア半島付近の黒海くらい。イスタンブル(İstanbur)を一度通り過ぎた後、マルマラ海(Marmara Denizi)上空で旋回してから、アタテュルク国際空港(Atatürk Havalimanı)に着陸。

入国審査を済ませた後は、手荷物が出てくるまでの間を利用して両替。現地の方が得だとは聞いていたけれど、銀行間相場と殆ど変わらないレートだった。到着ロビーに出た後は、すぐにでも宿に向かいたいところだったけれど、出発ロビーに上がってリコンファームが出来る窓口を探す。きょうびリコンファームが必要な航空会社というのは殆どないのであるが、トルコ航空はその数少ない例外だったりする。リコンファームをしなかったとしても、オーバーブックが起こらない限りは乗れなくなる訳ではないのだろうけど、必須というからにはしておかねばなるまい。最初に見付けた発券カウンターで聞いてみたら、反対側の窓口に行くように言われたので、手荷物を引きずってロビーを横断。次の窓口では受け付けて貰えたので、国内便だけでなく帰国便までまとめてリコンファームを依頼しておく。電話でも手続き可能とはいえ、やっぱり空港の対面窓口の方が手っ取り早いからね。

そんなこんなで到着から1時間が経過し、午後9時だと夏時間でも外が暗くなっている。市内まで公共交通を乗り継ぐと1時間を要するので、所要時間が半分のタクシーで宿に向かう。目的地近くでかなり遠回りとなってしまったが、交通規制の都合上そうならざるを得ない場所だったようである。部屋の無線LANはiPod touchでも接続出来たので、就寝前にメールチェック。近所のモスクから礼拝を呼びかけるアザーンが聞こえてきて、イスラム圏に来たことを実感。