札幌駅で切符を買って、小樽ゆきの列車を待つ。やって来たのは新千歳空港始発の快速「エアポート」だけど、この時間帯は札幌から各停となる。小樽駅でロッカーに荷物を預けてから、路線バスに乗っておたる水族館へ。
階段を登って入場し、本館1階でサメ類やイトウなどを見学している間にショータイムとなったので、屋外の海獣公園に急ぐ。といっても本館からはかなり離れていて、海辺のプールまで急坂を下ることになる。海獣ショーは3部構成で、それぞれ会場が異なる。ペンギンは訓練が難しいようだけれど、アザラシやトドはかなりの芸達者である。近くにはセイウチのプールもあって、大きな牙のオスは迫力があったけれど、ずっと水中だったので撮影は難しかった。本館に戻って1階の残りを見学した後、2階のレストランで海を見ながら昼食。その後すぐにイルカスタジアムでショーが始まったが、入口に人集りが出来ていたのでパス。2階でオオサンショウウオやオウムガイなどを見学してから外に出ると、ちょうど小樽駅ゆきのバスが出るところだった。
小樽駅に戻った後は少しだけ運河を見てから、旧手宮線沿いに小樽市総合博物館まで歩く。旧小樽交通記念館だった頃と合わせて訪れるのは2度目となるが、11月から冬シーズンなので野外展示車両は半分近くが雪囲いされていた。夏期は動態保存の蒸気機関車「アイアンホース号」の運転が行われるが、914mmゲージのため旧手宮駅構内の線路の一部が改軌されていた。本館1階は鉄道関連の展示で、2階は旧青少年科学技術館関連となっている。館内を一通り見学した後、屋外のラッセル車や蒸気機関車の部品を展示している建物を見てから、市街地に戻る。
列車に乗る前にちょっと休憩ということで、ワインカフェ「小樽バイン」に入る。ドイツ語でワインを意味するヴァイン(Wein)のことかと思いきや、バス(Bus)会社が元銀行(Bank)店舗を利用して、ワイン(Wine)カフェを経営していることに因んで、"Bine"という造語をしたらしい。ケーキセットにも惹かれたけれど、折角なので松の実ピザとグラスワイン(赤)のセットを注文。ツバイゲルトレーベという品種はオーストリア原産で、寒冷地に適しているため北海道でも栽培が盛んということを後から知る。
小樽駅始発の快速「エアポート」に乗って、そのまま終点の新千歳空港へ。2階が一部改装中だで、店の場所が変わっていたのに少し戸惑ったが、予定していたワインと菓子は買うことが出来た。「じゃがポックル」も普通に平積みするようになっているんだね(ただし1人5個限定)。機材の到着が遅れたため、出発・到着とも15分程度の遅れ。羽田は第2ターミナルの南側に到着したが、先月のフロア拡張により歩く距離はかなり短縮されている。電車はちょうど接続の悪い時間帯で、新千歳でいろいろ買い込んで荷物も重かったので、高速バスで帰宅。