2011/04/02(土)

早い便を予約したので、今日も6時に家を出て羽田に向かう。8割ダイヤで区間快速になったけれど、通過駅は4駅しかないので所要時間は大きく変わらない。空港のチェックイン機で確認すると、プレミアムクラスに空席があったので、アップグレードしてから本館南ラウンジで休憩。今月から携帯電話を含めた電子機器がドアクローズまで使用可になったので、アナウンス内容も少し変更。新年度になってプレミアムクラスの飲物も一新され、赤ワインはChâteau Gravat 2009(ACメドック)。ボルドーの当たり年である2009年はこれが初めてとなるが、出来ればキンキンに冷えた状態じゃない時に飲みたかったな(^^;

宇美公園の桜

福岡空港に到着し、最近の習慣に従って売店で品揃えをチェックしたところ、関東では絶滅危惧種となっている単一電池を発見。単二の見間違いでないことをもう一度確認してから購入後、地下鉄で博多に移動。荷物をロッカーに預けて篠栗線ホームに向かうと、次の列車は快速だったので得した気分になったのも束の間、長者原駅での乗り継ぎのタイミングが悪くて、結局その次の普通に乗っても同じ列車に接続することになっていた。香椎線の終点の宇美で下車して、駅前から公園までの最短ルートを歩くと、幅が細い割にカーブが緩い道。これは間違いなく、旧国鉄勝田線の廃線跡だね。宇美公園は丘の上にあり、ソメイヨシノの並木は5分咲き程度だったが、開花が早い品種は見頃を迎えていたので、関東よりも一足早い花見となる。帰りの長者原では10分くらい待って、篠栗線の快速に乗り継ぐ。

舞鶴公園の桜

博多駅に着いた時点でまだ少し時間があったので、地下鉄で大濠公園に出て福岡城跡(舞鶴公園)でも花見。こちらのソメイヨシノも5分咲き前後だったけど、各所にある「陽光」という濃色の品種が満開となっていた。早足で公園内を回ってから博多駅に戻り、荷物を取り出し軽食を買って新幹線のりばへ。16番線の博多南ゆきのレールスターを見送った後、11番線に停車中の800系を撮影しに行って来たら、16番線にも同系車両が停まっていたりする。程なく17番線に入線したのが、新大阪始発の「さくら」N700系。車体が白藍色なので「のぞみ」用の在来車とは容易に区別が付く。今回は勢いでグリーン車を予約したので座席はちょっと豪華になったが、配列は普通車と同じ2+2列である。

鹿児島中央駅

博多総合車両所手前までの区間は、既に博多南線として乗車しているけれど、九州新幹線とは別路線扱いである。新鳥栖に停車した後は、久留米、筑前船小屋、新大牟田を通過し、新玉名に停まってから熊本へ。次の新八代の手前で少し減速し、暫定開業時に在来線特急「リレーつばめ」と乗り換えていたホームを通過。ここからは7年前に一度乗った区間となり、トンネルが多くなる。速達タイプなので川内に停車しただけで、終点の鹿児島中央に到着。博多からの所要時間はわずか1時間半。博多-西鹿児島(現:鹿児島中央)を4時間以上掛けて走っていた「有明」時代と比べると、半分以下である。博多では短時間停車で撮影している余裕はなかったけれど、終着の鹿児島中央ならゆっくり撮れる~と思っていたら、ホームが8両分ぴったりしかないので、“カモノハシ”との通称があるN700系の先頭部分は広角側にしても入りきらない。結局隣のホームに停まっている列車を中心にして、乗ってきた列車も少し写すという形になってしまった。

福岡では昼から曇り始めていたが、鹿児島は夕方でもまだ良い天気。とはいえ明日は一日中曇りだから、この晴天が勿体なく感じてしまう。宿にチェックインして少し休憩してから、前回と同じく天文館にある「おごじょ家」総本店で夕食。数百もある焼酎リストからどうやって選べばいいか悩むところだけれど、今回は名前に聞き覚えのある「黒さつま」で。幻の焼酎と呼ばれる「森伊蔵」もあったけれど、波照間の「泡波」と同様、飲んでも違いが分かる程通暁している訳ではない。料理はトビウオのタタキと紫いもの薩摩揚げを注文。沖縄と間違えて“紅いも”と言ってしまった。トビウオのタタキは表面を炙るカツオのタタキとは異なり、薬味と混ぜて細かく切った刺身のこと。そういえばこちらの醤油って甘味があるのだったっけ。食後はいつものように「天文館むじゃき」で、名物の白熊をレギュラーサイズで(^o^)