スーパーにエシャロットを買いにいったら、エシャレットの隣に並んでいた。どちらもネギの仲間で名前も良く似ているけれど、エシャレットは生食用ラッキョウの商品名で、タマネギに似たエシャロットとは別物である。夕食はそのエシャロットを使って小型ステーキを焼く。やっぱりボルドー左岸の2005年を開けるからには、小さくてもステーキくらい焼かないと勿体ないよね~と言いながらChâteau Dauzac(ACマルゴー)2005のハーフを開ける。“作業の効率化”と称して備蓄用のクリームシチューと、先日ようやく入手した無塩バターを使ってパウンドケーキ(定番のクルミとクランベリー入り)を並行して作る。確かに別々につくるよりトータルの時間は短くなったけれど、一品だけ作るよりは時間が掛かるのは当然である。
先日国内で「頭上注意」を"Watch your head!"と訳してあるのを見てびっくりしたけど、アメリカではそう表現するようである。辞書を見ると"watch"には確かに「注意する」という意味もあるけれど、第一義は「見守る」なので、どうやって自分の頭を見るんだよ!とツッコミを入れたくなるのである。因みにイギリスなら"Mind your head!"になるはずだけど、「頭上注意」ということなら、イギリスには"Duck or grouse."という洒落た慣用句があるらしい。なんでも「カモ」と「ライチョウ」に引っ掛けて、「頭を下げるか、さもなくば(頭をぶつけて)不平を言うか」という意味になるのだとか。