2012/02/25(土)

昨日の段階の予報では、今日はずっと雨だったはずが、朝起きてみると外は晴れている。最新の予報によると、午前中ならなんとか天気がもちそうなので、予定を変更して泊港に向かう。旅客ターミナル「とまりん」の中にある旅行会社で確認したところ、午前のホエールウォッチングに空席があったので、即座に申し込む。周辺で時間つぶしをしてから、店に戻って集合時間を待つ。時間になったところで係員の誘導に従って、高速船のりばの近くから小型船に乗り込む。救命胴衣を着用して席に座ると、程なく出航となる。

ザトウクジラ

泊大橋を潜って港外に出て、約1時間掛けて本島と慶良間諸島の間の海域に到達すると、いよいよ鯨を探しに掛かる。ブロー(潮吹き)などでザトウクジラを見付けると、そちらに向かって船を進めるので、基本的に前方に見据えることになる。そうすると2階デッキでは窓ガラスが撮影の邪魔になるので、1階デッキに居るのが正解だったのかな。今回出会ったのは親子鯨で、子供が小さいと長時間は潜らないため、水面上には背中を見せることが多い。以前、座間味から見に行った時、深く潜る前の尾びればかりを見ることになったのとは対象的。それにしても今日は波が高めで、船がよく揺れるため撮影が難しい。しかも今回持参したのはコンパクトカメラだから、一眼レフに比べるとどうしても反応が鈍くて苦労する。旅行前に雨の予報を見て、鯨は無理だと思っていたのだから仕方がない。とはいえ船が急に揺れることがあり、左手はずっとどこかに掴まっていなければならなかったので、片手で操作出来るコンパクト機で助かった面もない訳ではない。何度か試すうちにそれっぽい写真を撮ることが出来たけど、軽い船酔いになりかけたので後半は座席に戻ってのんびりと眺めることにする。途中わりと長めのジャンプをしたけど、そこからカメラを構えても当然間に合うはずがない。今から思うと動画機能を使えば良かったのかも。

フーチャンプルー

最後にもう一度見てから観察を終了することになったが、そういう時に限って見失ったりする。暫く探したけれど見付からず、そうこうしているうちに予定時間となったので、港に戻って船を降り、記念撮影をしてから解散。昼過ぎとなっていたので、「とまりん」の中で昼食を~という訳でフーチャンプルー定食を注文。食後は「パレットくもじ」の書店に立ち寄った後、喫茶店で休憩。寝不足の朝に船に乗ってちょっと疲れていたし、いよいよ雨も降り出したので、早めに宿に引き上げて仮眠を取る。そして夜はいつものように「くまのみ」へ。今回は偶然同じ時期に沖縄に来ている知り合いと、店で落ち合うことになる。帰る頃には雨も上がっていたが、沖縄にしては肌寒く感じる。着いたばかりの時は同じくらいの気温でも暖かく感じたのだけど、滞在中はこちらの気候に合わせた服装になるからね。