2012/03/10(土)

午前3時前に震度3で起こされた後、もう一度寝直したけど、アラームのセット時刻より1時間前に目が覚めてしまったので、そのまま活動開始。家を出る時はまだ雨が降っていたが、旅行中はずっと雨が降らない予報だったので、雨具を使わずに駅まで走る。そして東京に着いたら雨は雪に変わっていた。時間に余裕がなかったので羽田ではラウンジに立ち寄らず、空弁を買ってから南ピアの搭乗口に直行。飛行機で西に向かうにつれ天気が徐々に良くなり、徳島阿波おどり空港に到着すると、風が少し冷たいものの天候は曇りだった。空港ターミナル内で時間調整してから、鳴門方面に向かうバスに乗る。

大鳴門橋

鳴門市街地を通過して、終点の鳴門公園で下車。一旦大鳴門橋の袂まで行ってみたが、掲示してある干潮時刻はもう少し先だったので、千畳敷展望台から灯台のある孫崎展望台まで足を伸ばしてから、“エディ”という電子マネーみたいな愛称の「大鳴門橋架橋記念館」を訪れる。大鳴門橋の解説の他、徳島県内や国内外の名橋の写真を展示している。城巡りという趣味があるみたいだけど、橋巡りというのも楽しいかも。見学後もまだ少し時間があったので、「エスカヒル」という名の全長68mのエスカレーターに乗って、鳴門山展望台に上る。エスカレーター終点からさらにエレベーターまたは階段で屋上に出ると、大鳴門橋や淡路島、そして反対側の四国まで見渡せるが、空が一面曇っていたのが少し残念。

鳴門の渦潮

そろそろ頃合いになったので、丘を下りて大鳴門橋の袂に戻り、道路橋の真下にある「渦の道」に入場。鉄道未成線用の空間を利用した450mの遊歩道を進み、45mの高さにある展望室から海峡を見下ろす。一年前に来た時は中潮で、しかも満潮と干潮のちょうど間とタイミングが悪く、渦潮を見ることは出来なかったが、今回は大潮でしかも干潮時と絶好の条件。眼下の海は轟々と音を立てて、2つの潮流が激しくぶつかっているのがよく分かる。あちこちで渦らしき形が現れては消えるのを繰り返しているが、持続する大きな渦はなかなか出来ないようである。ここからは小さく見えている観潮船に乗って間近から見ると、瞬間的な渦でも迫力があるのかな~と思いつつ、カメラを構えながらずっとシャッターチャンスを狙っていたが、なかなか撮影するのは難しい。展望室は海の上で吹きさらしなので、体が冷え切ったところで諦めて引き上げる。きっとトリミングしたら何枚かは、渦の形がはっきり出てるのもあることに期待して。

阿波尾鶏

まだ時間があったので、観潮船に乗るという選択肢もあったのだけど、早起きして動き回っていた疲れが出て来たので、近くの海辺に下りただけでバス停に戻る。帰りのバスは空港を通り越して、終点の徳島駅前まで乗り通す。昼は機内でかなり早めに食べたので、夕食も前倒しにする。駅ビル内の食堂街の店を検討した結果、阿波尾鶏(あわおどり)料理が名物となっているフレンチレストランに入る。何種類かある調理法の中から、ハーブ焼きを選択。ワインが飲みたくなるような料理だけれど、今日は飲まない日と決めていたので我慢しておく。

別腹の誘惑を振り切り、牟岐線の普通列車に乗って阿南に移動。暮れ始めた街を歩き、駅近くの宿にチェックイン。有線LANは対応の部屋だったけど、今回は荷物を軽くするためPCを持って来ていないので、ケータイでメールチェックしてから早めに就寝。