2012/03/24(土)

整備場入口

早起きして東京に出て、浜松町でモノレールに乗り換えたけど、今日は終点の2つ前の新整備場駅で下車。改札を出てすぐのところに待機していた係員の誘導に従い、地下通路内で暫く待機した後、バスでANA機体メンテナンスセンターに移動。整備工場見学は無料で申し込めるのだけど、普段は平日のみの開催だから、なかなか参加は難しい。でも今回はANAカードのキャンペーンで、1人でも参加出来る土曜日開催のイベントに申し込んでみたら、抽選に当たったのである。倍率は5倍以上だったらしい。ただし1人15,000マイルが必要。セミナー室でレクチャーを受けた後は、いよいよヘルメットを被って整備場へ。撮影は自由だけど、ブログやFacebook等での公開は付加とのこと。仕方がないので、今日のブログの写真は入口付近の公開エリアにあった、「ANAガンダム」にしておこうか。

エレベーターに乗って3階から格納庫に入る。大型機が何台も入る巨大な建物で、今日はB767-300とB777-200の2機が整備中。遠くにある大型機が小さく見えているのに、空間を屋根がすっぽり覆っているので、スケール感が変になりそう。格納庫全体を上から見渡してから、2階のテラス経由で1階に階段を降りてトリプルセブン(B777)に近付くと、確かに大型機であることを実感。地方空港だと小型機の近くを歩くこともあるけど、大型機を間近から見上げるのは初めてのこと。機体や翼、エンジンの真下は通行禁止なので、前方から後方へ大回りして移動。ちょうどB787が降りて来るタイミングだったので、巨大な扉を開け、見学者一同で滑走路の方を向いて待ち構える。いろんな会社の様々な機体が次々と着陸する中、少し間を開けて岡山と松山から飛んで来たB787が2機着陸。どちらも特別塗装機だったから、4日前にどちらかは乗っていたということである。

小雨の着陸機

セミナー室に戻って昼食。国内線プレミアムクラスで提供されている「匠味」の2段重が用意されていた。食後はバスに乗って国内線第1ターミナルに移動し、6階「ギャラクシーホール」で航空写真セミナー。決まった軌道をほぼダイヤ通りに走る列車でさえ、シャッターチャンスは一瞬なのに、飛行機になると天候や混雑状況で離着陸の時刻やルートが大きく変わってしまうからもっと大変そう。セミナーが終了すると第1ターミナルで解散となる。折角なので展望デッキから水煙と共に逆噴射する着陸機を撮影してから、京急の「エアポート快特」で品川に向かい、エノテカ高輪店でグラスワイン。"La Chapel de la Mission Haut-Brion(ACペサック・レオニャン)"は、かのシャトー・オーブリオンの隣にある、ラ・ミッション・オーブリオンのセカンドラベル。といってもグラーブ地区はあまり馴染みがなかったりする。

フェルメール展

東京に出て来たついでにと、有楽町に移動して「フェルメールセンター・銀座」で、「フェルメール光の王国展」を鑑賞。レプリカとはいえ、期間限定でフェルメールの全ての既存作品を一度に鑑賞することが出来る。前に見たことがある作品を懐かしんだり、まだ見ていない作品の予習をしたり、そして個人蔵や盗難で行方不明の作品は、こういう形でしか鑑賞出来ないのかとしみじみ。作品が展示してあるフロアの下では、作品や時代背景の解説の他、「フェルメールの部屋」を再現したコーナーもあった。「手紙を書く女と召使い」に出て来る小道具を揃えていたけど、後から写真を確認するとテーブルクロスの模様だけが違っていた。そういえばこの展覧会も、ANA機内誌の連載が元になっているのだったっけ。折角だからとその連載を纏めた単行本と、展覧会の図録を購入。

すぐ近くの松坂屋4階にある「ベノアティールーム」に久しぶりに入って、アフタヌーンティーという名前の夕食。帰り際に地下にあるエノテカに立ち寄ったら、やはり1本衝動買いしてしまったので、結構な荷物を抱えてTXに乗ることになった。