2012/05/18(金)

夜中に雷鳴と雨の音で眠りを妨げられたな~と思ってたら、朝になってもまだ少し降っていたが、家を出る時に傘を使ってしまうと、旅先で宿に入るまでずっと持ち歩かねばならないので、バス停まで強行突破。スーツケースがあったので、せいぜい小走りでしか急げなかったものの、大雨という程ではなかったのでずぶ濡れにはならずに済んだ。成田空港第1ターミナルで下車し、いつものように一旦地下に降りて両替を済ませてから、4階の出発ロビーに戻る。勿論4階にも両替が出来る場所は幾つかあるけど、クレジットカードが使えるのは地下の店だけなので。ANA Suite Checkinで搭乗手続きをして、専用保安検査場を経て出国。ラウンジもSuiteの利用となったけれど、大型連休や夏休み程の余裕は取っていなかったので、軽く食べて少し休憩しているうちに搭乗開始時刻となる。

ANA機内食

今回はアップグレードにより、機内最前方のファーストクラス。上空で飲み物を聞かれた際、「とりあえずシャンパーニュ」と答えてしまった(笑) という訳で恒例のクリュッグとキャビアからスタート。間に白を挟む程、酒に強くはないので、次はメインに合わせてボルドーの赤。今年のファーストクラス搭載銘柄は、な、なんと、Château Brane-Cantenac(ACマルゴー)の2007。自宅にビンテージ違いが5本もある、お気に入りのシャトーなのである。2007年は前後に比べて早めに飲み頃を迎えているので、機内で飲んでも渋さが目立たない。つい飲み過ぎになりそうなところをぐっと堪えて、適当なところで食事を切り上げる。仮眠を取った後、映画を見ようとしたら、日本語字幕がなかった。途中まで原語で観ようとしたものの、映像に助けられて雰囲気的には判るものの、やっぱり聞き取れない部分が多い。かといって吹き替えで妥協したくなかったので断念して、2度目の食事までiPod touchの音楽を聴きながら過ごす。

ヒースロー急行

約半日の飛行を終え、ロンドンヒースロー空港(London Heathrow Airport)に着陸。ベルトサインが消えたところで靴を履こうとしたら、何だか変な音がする。あれっ、靴ひもが切れてしまった(@_@) とりあえず残った部分でなんとか応急的に結び直すことが出来たが、さすがに旅行中ずっとこのままという訳にはいかないから、どこかで入手しないと。何はさておき、まずは入国手続きから。non-EUのレーンは混雑していたが、機内で貰ったタグを使ってFast Track経由で手早く済ませる。税関を通って外に出て靴屋を探してみたが、さすがに到着ロビーにはなかった。仕方がないので地下に降りて、往復券(return ticket)を購入してヒースローエクスプレス(Heathrow Express)に乗車。車内では無料WiFiが使えるとのことだったので試してみたが、もともと乗車時間が15分と短い上、登録手続きしたり車内検札に対応したりで、結局Twitterのタイムラインをチェックして一言つぶやくだけしか出来なかった。パディントン(Paddington)駅に到着し、まずは構内で靴屋を探してみたが、婦人服店に少し靴が置いてあるだけだった。荷物を持ったままこれ以上うろうろしたくなかったので、駅近くの宿にチェックイン。今日明日は混んでいるので狭い部屋しか用意出来ないけど、明後日からは広い部屋に移れるから~ということだったが、地階の部屋に行ってみると果たして相当狭く、シングルベッドの周りに僅かな空間があるのみで、シャワールームも狭小。途中で移るのも面倒なので、少々の狭さなら我慢するつもりだったが、これは是非とも変えて貰わなければ(^^;

大英博物館

部屋に荷物を置いて、少し休憩してから外出。ガイドブックに載っている靴屋は高級店ばかりで、それなら百貨店に行ってみるべきか。そういえば今はいている靴も、ソウルのロッテ百貨店で緊急調達したものだったっけ。いずれにせよまず地下鉄で移動しなくては、とパディントン駅から地下鉄乗り場に向かう途中で、靴修理の店を発券。当然のことながら靴ひもも扱っている訳で、これ幸いと靴と同じ褐色を購入。緊急案件を解決出来たところで、窓口に並んでゾーン1-2の7日用トラベルカード(Seven-Day Travel Card)を購入。長期間用はオイスターカード(Oyster Card)にチャージする形になるので、ICカードの新規購入扱いとなってデポジットが必要となるが、即位60周年(Diamond Jubilee)の記念カードだったから、折角なので払い戻しをせずに持ち帰ろうかな。ベーカールー線(Bakerloo Line)と中央線(Central Line)を乗り継いで、トッテナム・コートロード(Tottenham Court Road)で下車して、10年ぶりの大英博物館(British Museum)へ。金曜日のみ夜8時まで開いているのを利用して、時間の有効活用。といっても今から全てを見て回れる訳もないから、1階の展示のみを見て回る。ロゼッタ石(Roseeta Stone)に再会してから、パンテオンの彫刻を見学。アテネにある神殿本体には、4年前に訪れている。オリエント・ギリシャ文明の区画を回った後、喫茶コーナーでリンゴのケーキと紅茶で休憩してから、アメリカ文化や内装自体も重厚な博物誌のコーナーを見た後、地下鉄に乗って宿に戻る。寝る前に靴ひもを交換したが、2本1組入りかと思ったら2組入りだった。これならもう一回切れても大丈夫(^^;;;