2012/06/09(土)

昨年と同じく、羽田発の早朝便で宮崎入り。九州南部は既に梅雨入りしているが、今日と明日は晴れるとの予報。ただしかなり蒸し暑い。案内所で一日乗車券を購入してから、バスの時間待ちを利用して空港入口のジャカランダを確認しに行く。三角地帯にある濃い色の花を咲かせる木は、遠くからは判り辛かったが、枝先にぽつりぽつりと開花していた。

青島亜熱帯植物園

日南方面に向かうバスに乗って青島へ。第一の目的地はやはり、青島亜熱帯植物園。温室横のジャカランダの大木は、まだ蕾の方が目立つけれど、木全体に花を咲かせていた。年々見事になっているが、東寄りの方が花付きが良くなっているため、北側からの定位置よりも海側に寄って眺めた方が見事である。今回も勿論、温室に入って2階に上がる。以前のように屋上に出て近付くことは出来ないが、手前の低い枝が葉ばかりなのを除けば、一面に青紫の花が広がっているのが手に取るように見ることが出来る。次のバスが来るまで、時間の許す限りずっと眺めていたいところだけど、温室の中は外よりもさらに蒸し暑かったりする。という訳で、適当なところで折り合いをつけて外に出て、温室近くの木陰から心ゆくまで鑑賞する。

かつおめし

最初は飫肥まで行って昼食を取ろうかと思っていたのだけど、それだとかなり遅くなってしまうので、「道の駅フェニックス」で下車して2階レストランでかつお飯を食べる。ここのジャカランダは植え替えと強剪定で、見る影もない程樹勢が衰えてしまったままだが、今年もやはり全然花がなかった。唯一咲いていたのが、売店の開花株というのが余計に寂しい。次のバスでさらに南に向かうと、さすがに睡眠不足から眠ってしまったが、日南市街地に入ったところで目が覚めたので、乗り過ごさずに済んだ。山形屋近くのテクノセンターに行ったところ、建物周囲のジャカランダは遠目には全く咲いていないように見えたものの、近寄ると僅かに咲いていた。ここは年によって花数が極端に変わるけれど、今年は外れの方だったのだろうか。すぐに南郷方面のバスが来るところだったので、写真だけ撮ってからさっさとバス停に戻る。

ハートフルセンター

そしていつものように南郷駅前でバスを降りたが、駅前広場のジャカランダは、ばっさり枝を剪定されていて花は全く咲いていなかった。そこから途中の住宅地のジャカランダを確認しながら、南に向かって歩く。道路の分岐点に最近造成された場所があって、さりげなくジャカランダの苗木が植わっていたりする。例年なら坂を上って宿に向かうところだが、今年は新たなジャカランダ名所が出来たとの情報があったので、ハートフルセンターを探す。思ったよりも少し遠かったが、施設の南側にある広い空き地の周囲に、百本以上のジャカランダの苗木が一斉に花を咲かせていた。今年3月に植樹したばかりで、ここも「ジャカランダ祭り」の会場という扱いになっているようである。他にもジャカランダの苗木が並んでいる場所があったので、旧南郷町内では確実に増えていっているようである。

まだ夕方前だったけどだいぶ歩き疲れていたので、丘を越えていつもの宿にチェックイン。部屋で休憩した後、夕食を済ませ、今年も夜のツアーに参加。バスは満員で2台目まで出る程の盛況だったが、「道の駅なんごう」手前の茶碗山は、遠くの方にぽつぽつとジャカランダが咲いているだけだった。次のバスで宿に帰って、ここ暫くの睡眠不足を解消すべく早めに就寝。