部屋が東の海に面しているので、いつもは日の出と同じくらいに目を覚ましているのだけど、今回は朝食時間間際まで眠っていたので、起きたら太陽はだいぶ高い位置に来ていた。宿をチェックアウトしてから、バスで「道の駅なんごう」に移動。さっそく斜面の道をえっちらおっちら登って「ジャカランダの森」に行ったが、今年は花を咲かせている木自体が少なくて、咲いていてもほんの少しという木ばかり。ただ一本だけ、花数が多い木があった。それは峠を越えて「ジャカランダの小径」に行っても同じことで、手前にある一本の木だけは見事な花を咲かせていたものの、他の木は少しだけしか咲いていなかった。このような状況では長居しても仕方がないので、早めに切り上げて道の駅に戻り、マンゴーのソフトクリームを食べる。入口の掲示によると、出蕾が少ないのは今年冬の低温が原因とのこと。茶碗山のジャカランダを昼間改めて見てみると、ライトアップの光が届かない場所にもう少し咲いていたので、昨夜の印象よりは花数が多かったが、それでもやっぱり例年に比べるとかなり少ない。
夫婦浦から来るバスは1時間以上後だったので、途中のジャカランダを確認しながら麓まで歩いて、幸島から来るバスに乗ることにする。途中の斜面の造成地に、新たにジャカランダらしき苗を発見したものの、贄波の集落にあるジャカランダはいずれも咲いていなかった。飫肥ゆきのバスに乗って、日南駅前で下車。保健所近くのジャカランダを見に行くと、花数はそれ程多くなかったものの、葉は青々と茂っていた。今年は花が少ないだけでなく、葉も勢いがない木が多かっただけに、なんだかそれだけでも嬉しかった。市街地のジャカランダに花が咲いていないことを確認してから、宮崎市に向かうバスに乗って堀切峠、青島を過ぎ、総合運動公園まで乗り通す。ここはスタジアム近くの川沿いに、例年ぼちぼちと咲いているが、今年も同じような状況だった。次の空港経由のバスまでかなり時間があったので、一旦青島に戻って亜熱帯植物園のジャカランダをもう一度鑑賞してから、次のバスで空港入り。
昼は途中のコンビニでパンを買って食べただけなので、夕食は早めに郷土料理の御膳と芋焼酎のお湯割。売店で土産を調達してからラウンジで待機。保安検査場の外で使える無線LANは、中に入ってしまうと使えないということを、今年もラウンジで繋ごうとした時に思い出す。帰りの便は特に遅れることなく羽田に到着したので、最終バスに乗って帰宅。途中で土砂降りになって焦ったが、つくばに着いたら全く降っていなかった。一応雨具として合羽が鞄に入っていたけど、取り出して着るのはちょっと面倒だったので。