2012/07/28(土)

宿を出て「とまりん」に行ったら、これまで見たこともないような混雑~って、今が一年で最も客の多い時期なんだよね。窓口で乗船券を購入しようとして、間違えて隣の島ゆきの方に並んでしまったことに途中で気付く。コンビニに寄ってから乗船場に向かうと、急に雨が降って来たけれど通り雨っぽい。出航15分前に船内に入ったら、既に座る場所はなかった。着席制の高速艇と違って、フェリーは立席も定員に含まれるんだね。予約に出遅れて高速艇に乗れなかったばかりか、港に着くのも遅くなったため座れなくなってしまった。とりあえず暑いので空調の効いた室内で、大型テレビに映し出されたオリンピックの開会式を見る。同じ姿勢を続けていると途中で疲れたので、デッキに出て近付いて来た慶良間の島々を眺める。同じ立ちっぱなしでも、やっぱり動き回っている方が楽かな。泊港を出てから1時間と20分が経ち、最初の寄港地の阿嘉島の手前で多くの人が下船準備に入ったため、ようやく座ることが出来た。といっても阿嘉港での停泊時間を含めて30分で、目的地である座間味港に到着。

高月山展望台より

ここまで来るだけで疲れてしまったけど、帰りの乗船券を先に受け取ってから、港近くで自転車を借りる。売店で昼食を調達した後、集落を出て西に向かう。「マリリンの像」がある宇論の崎を回って、阿真集落とビーチを経由して坂道を登り、神の浜展望台に着いたところで、ソーミンタシヤーを食べながら休憩。空は雲で覆われているものの、天気は回復傾向にあるし、暑くなりすぎないのが助かる。蝉と共に鶯の鳴く女瀬(うなじ)の崎展望台から渡名喜島方面を眺めた後、北側の山道に入る。持参した飲料が残り少なくなってきたが、集落に戻ってしまうとかなり遠回りになってしまい、さらに同じ高さまで登り直すことになるので、そのままニタ展望台から稲崎展望台へ。天気が良くなって日向になった上、坂道続きでバテ気味になったが、幸いその先はあまり高低差がなく、分岐点から最後のひと頑張りで最高所である高月山園地にたどり着く。日が翳ったのでだいぶ過ごしやすくなったが、どんよりとはしていないから展望台からの見下ろす海の色は鮮やかである。

古座間味ビーチ

坂道を一気に下って座間味集落に戻って、自販機で水分補給&飲料調達してから、今度は東に向かう。峠を越えた後は再び下って阿護浦に面した阿佐集落を通り抜け、断崖を見下ろすチシ展望台へ。時間的にはまだ余裕があるのだけど、暑さで参らないうちにと引き返すが、折角なので古座間味ビーチにも立ち寄る。といっても分岐点は峠近くにあるので、自転車を高台に止めてから歩いて往復。夏休みの週末とあって、向こうの方は海水浴客で賑わっていたけれど、海に入る用意はしていないので写真を撮るだけ。徒歩+自転車で峠を越えて、座間味集落で自転車を返却し、港で暫く待ってから帰りの船に乗る。今度は高速艇なので那覇までは1時間弱。夏場の座間味は暑かったけれど、その分景色は綺麗だったし、雲が多かった分まだ過ごし易かったのだろう。

泊港からは「くまのみ」に直行して夕食。宿に戻って気象情報を確認したら台風9号が発生していたけど、明日帰る分には影響はないだろう。