2012/11/25(日)

今日は朝から良い天気。宿をチェックアウトした後は、瓦町駅に荷物を預けてから「一日フリー切符」を購入。ちょうど折返しで乗る予定の列車が来るタイミングだったので、高松築港まで乗ってから、一旦改札を出て再乗車。車両はイルカの絵が描かれ、車内も完全にイルカモチーフ。運転席近くの座席にはイルカの大きなぬいぐるみも。後から調べると「ことちゃんひやく号」という名前で、ぬいぐるみは土休日限定らしい。

金刀比羅宮

琴平線で終点の琴平まで約1時間。駅前の高燈籠を見てから金倉川を渡り、県道を暫く歩くと金比羅山参道の入口に着く。両側に店が並ぶ石段を登り始め、365段目が大門となる。ここからでも振り返ると讃岐平野の向こうに山並みが見える。門を潜ったところには境内で代々営業が許可されている「五人百姓」が、今も店を構えている。桜馬場を抜け、神馬や奉納された巨大プロペラや象の像を見た後、表書院の前を左に曲がると、その突き当たりには~えっ資生堂パーラー!!? 今年で5周年という思わぬ店の出現に驚きつつも、階段続きでちょうど一休憩したい頃合いだったので、喫茶室に入ってマフィンとカフェオレ。元気が出たところで、順路に従って階段をさらに登り続け、785段で金刀比羅宮本宮の前に出る。すぐ近くの展望台から眺めると、青空の下に讃岐平野が広がっている。18年前に来た時は、多分ここまでで引き返したと思うけれど、今日は時間に余裕があるので、せっかくだからと奥社を目指す。山道と階段をひたすら登り続け、常葉神社、白峰神社、菅原神社を経由し、約30分でようやく巌魂神社(奥社)に辿り着く。岩場の上方に天狗と烏天狗の面が並んで彫られているが、全く記憶にないということは、やはり今回が初めてということなのだろう。帰りは本宮から下り専用道に入り、旭社の前を通ってから元の道に戻る。

こんぴらうどん

表参道の階段を降りたところにある「こんぴらうどん 本店」で、醤油うどんを食べる。ここではシンプルに薬味と醤油だけ。商店街経由で琴平駅に戻ると、今度もイルカ満載の列車だった。さすがに疲れが出て、車内では寝入ってしまう。瓦町で下車して、中新町の交差点を越えて、「竹清」の行列に並ぶ。先に天ぷらの注文を聞かれた後、カウンターでうどん玉を注文し、セルフで湯がいて薬味と汁を掛け、既に天ぷらが置かれたテーブルに座って食べるシステム。半熟玉子の天ぷらが名物のようだったけど、コレステロールが気になったりするので、ちくわの天ぷらだけにしておく。

栗林公園

ここまで来れば栗林公園が近いので、少し歩いて北門から入園。23年前に一度来たきりなので、前回の記憶はほぼないに等しい。西湖から桶樋滝の前を通り、南湖を回り込むように歩く。紅葉の最盛期は過ぎていたものの、まだまだ見頃は続いている。飛来峰という築山に登ると、庭園の南半分を見渡すことが出来る。商工奨励館までほぼ一周したところで、東門から外に出る。琴電に一駅だけ乗って再び瓦町に出て、駅前の「丸新果実店」併設のカフェ「三びきの子ぶた」に入る。何にしようか迷いつつ、栗林公園を訪れた後だけにマロンパフェを注文。

ちょうど空港バスが来る時間だったけど、瓦町を経由しない便だったので、中新町から乗車。早めに空港入りして、土産を購入してからカード会社ラウンジで休憩。無線LANは有料会員制のものしかなかったので、持参した小説を読んで過ごす。帰りの便は東京湾を大きく回り込んで、B滑走路(RWY22)に着陸。降下中に、テーマパークの花火を上から眺めた後、スカイツリーと東京タワーの両方を目にする。タキシングに時間を要した上、ターミナルから遠いゲートに到着したため、高速バスにはぎりぎり間に合わず、久しぶりに鉄道を乗継いで帰宅。