2013/01/27(日)

末吉公園

チェックアウト後は、空港のロッカーに荷物を預けてから、おもろまちへ。年末と同じ店で散髪を済ませてから、再びモノレールに乗って市立病院前で下車。末吉公園も桜の名所ということで、今回は正面入口から入る。初めて訪れた前回、高台の西側から入ったら園内の案内図もなく、どこに何があるか分からない状態だったので、今日は事前に下調べ。そしてようやく正面入口が、モノレール沿いに少し歩いたところにあることを知る。安謝川で二分された公園は、川の両側が斜面となっていて、正面入口付近からは谷を挟んで向かい側の丘が見える。手前の斜面にはカンヒザクラが植えられているが、花はちらほらとしか咲いていない。それでも咲いている木を探して撮影していると、メジロが枝に止まっているのを見付ける。長い階段を下るとその先にあるのは「花見橋」で、その名の通り川沿いに桜並木がある。ここも花数は少ないけれど、橋の袂にある木は比較的多く咲いていた。実はこの木が沖縄県の開花標準木なので、沖縄県は開花宣言済みということになる。折角なので園内を回ってみたが、園内は高低差が激しく、昨日山歩きした後の筋肉痛にこたえる。それにしても、那覇市街地にあるのに亜熱帯林がここまで本格的に残っている場所とは知らなかった。対岸の斜面に登って、前回入った所から外に出て、昼食はいつものように「しむじょう」でセットメニュー。

与儀公園

店から駅には真っ直ぐ戻ったけど、こちらのルートも安謝川に向かって斜面を降りてから、再び登ることになるのでちょいと大変。モノレールで安里に移動し、ひめゆり通りを歩いて与儀公園に向かう。入口近くにはD51型蒸気機関車が静態保存されている。ここも桜の名所で、園内を横切るガーブ川沿いに並木があるが、やっぱりちらほらとしか咲いていない。濃桃色の花があると思って近付くと、ブーゲンビリアだったりするし。ここでも咲いている木を探して撮影していると、聞こえて来るのはママさんコーラス(?)の「サンタルチア」や「帰れソレントへ」。うーん、ここは一体どこなんだろう、という感じになる(^^;

壷屋焼物博物館

帰りはひめゆり通りを左折して、壷屋を訪れる。やちむん(焼物)の里である壷屋は、17世紀末に島内3カ所の窯をここに統合したのが始まり。薪窯が規制された現在、多くの窯元は読谷などに移転してしまったが、今でも灯油やガスを用いた窯で壷屋焼は作り続けられている。「壷屋大通り」と呼ばれる幅5mの道の両側には、焼物販売店が立ち並んでいる。少し奥まったところには重要文化財「新垣家」があるが、残念ながら長期改修工事中であと2年は見学出来ない。壷屋に現存する唯一の登り窯である南窯(ふぇーぬかま)を見学してから、すぐ近くの那覇市立壷屋焼物博物館へ。観覧料が315円で、モノレールの1日乗車券を提示すると団体料金が適用されて252円に~って一円単位の入館料って初めてのような気がする。資料映像の鑑賞を挟んで、常設展を一通り見た後、屋上の「ニシヌメー広場」経由で外に出る。

平地とはいえ午後も歩き続けてかなり疲れてしまったので、「りっかりっかの湯」で休憩してから空港に戻る。土産を買ってから、大混雑の保安検査場を通って、ラウンジで搭乗待ち。帰りの飛行機は、羽田到着が遅れたため高速バスに間に合わず、浜松町経由で秋葉原に出る。いくら荷物が多くても、さすがに1時間以上待つ気にはならない。機内でサーターアンダギーを食べたけど、つくばに着いたら空腹になっていたので、夜食を買ってしまった。