2013/03/02(土)

目覚ましより1時間早く起きてしまって、二度寝出来なかったのでそのまま活動開始。7時前につくばを出て空港入り。適当な軽食が見付からなかったため、何も買わずに搭乗。機内ではずっと何かを読んでいたけど、時折窓の外を見て南アルプスや小牧空港を確認。

平群島や周防大島(屋代島)を見ながら岩国錦帯橋空港に着陸し、到着ロビーから展望デッキ(有料)に出て、搭乗機B737を撮影してからバス乗り場に急ぐ。飛行機の到着が遅れていたため慌てたのだけど、バスの発車もそれに合わせて遅れていたりする。1日4便だけだから当然と言えば当然。岩国駅で下車して、JR山陽線で柳井に移動。駅から少し歩いて「四季旬菜 蔵や」に入ると、少し出遅れたせいか既に満席。空腹で他の店を探す元気もなかったので、店内で待つことにしたが、程なく席に案内される。日替わりランチで一息ついたところで観光開始。

むろやの里

まずは明治の銀行の建物を利用した「町並資料館」を見学してから、すぐ近くの「柳と井戸」へ。最初は名前を見て何のことかと思ったが、湘江庵の庭にある井戸とすぐ傍の柳の木で、文字通り「柳井」という地名の由来なのだとか。そこからさらに歩いた先の高台にあるのが国木田独歩旧宅。ここに住んだのは2年間だそうだが、山口県と縁が深いことを解説文で知る。建物は見学自由だが、内部は窓越しに覗くだけになっている。元来た道を引き返して、昼食を取った店の隣の「商家博物館 むろやの里」に入る。「室屋」という油屋の屋号に因む名前で、現存する商家としては国内最大級なのだとか。北側にある主家をはじとして、敷地内には数々の蔵や使用人の長屋があり、かなり見応えがある。南側は柳井川に面しているが、昔は入江で船着場になっていたとのこと。

白壁の町並

柳井は城下町岩国を支えた商人町で、車道を隔てた古市金屋地区には白壁の町並が残り当時を偲ばせる。途中「やない西蔵」や「佐川醤油蔵」に立ち寄りながら町並を散策し、「国森家住宅」を見学。こちらも江戸時代の商家で、見学出来るのは土蔵造りの主家のみだが、2階に上がると窓から白壁の続く家並みを見下ろすことが出来る。続いて「かけや小路」という細道にある「難波庵」で休憩。土蔵を利用した喫茶店で、アンティークな調度品に囲まれながら、ブルーベリータルトとコーヒーを。

山陽線で岩国に戻り、駅前の宿にチェックイン。夜は近くのワインバー「アペラシオン」で、グラスワイン×3とオードブル+パスタのセット。基本料金は3千円で、白をChâteau Mont-Pératにしたため500円追加となったけど、まだまだお得。赤はペイドックとボルドーを選択。近くにあったら通いたくなる店だった。