2013/03/03(日)

宿を出て荷物をロッカーに預け、今日も山陽線で西に向かう。柳井の手前の大畠で下車して、駅前から始発のバスに乗車。発車後すぐに勾配を上って大島大橋を渡って、周防大島に入る。瀬戸内海では淡路島、小豆島に次ぐ3番目の大きさで、正式名称は屋代島になるそうだが、周防大島の名で知られている。東西に長く、見所も散在していて、半日ではとても回り切れないので、今回は本土側の入口付近を中心に巡ることにする。東瀬戸のバスセンターを経由して、西岸沿いの道に降りる。小松港は大島大橋が開通するまで島の玄関口となっていて、1976年まで大畠からの国鉄連絡船が発着していたそうな。それ以降は島内を走っていた国鉄バスが直接大畠駅に乗り入れるようになったが、現在はその路線をJRバスから防長バスが引継いでいる。

ハワイ移民資料館

大島庁舎前でバスを降りて歩くこと15分、案内に従って屋代川を渡り「日本ハワイ移民資料館」に到着。離島の山沿いの集落の中にある木造民家が資料館というのは少し意外だけど、ハワイの日系移民の多くがこの島の出身で、里帰りした移民が建てた家を資料館として公開しているとのこと。各部屋に展示されている資料や映像を見ながら、予定していた時間一杯まで滞在してバス停に戻る。

大島大橋

反対方向のバスに乗って、東瀬戸で下車。登り口を探して北岸の国道を歩いて、県道となっている登山道を登り始める。最初はすたすた歩いていたが、さすがに標高差200メートルを一気に上るのは大変なので、途中から上着を脱いでペースを落とす。30分掛けてようやく飯の山の頂上にたどり着き、そこからさらに5階建ての展望台に上ると、さすがに見晴らしが良い。風が冷たいものの良く晴れているので、かなり遠くまで見渡せる。眼下の大島大橋を中心に撮影してから麓に降りる。大橋の袂にあるホテルの温泉が立寄利用が可能だったので、大橋と大畠瀬戸を見ながら露天風呂。

岩国空港

帰りは大橋を徒歩で渡ろうかと思っていたけど、渡ってからも駅までだいぶ歩かなければならなかったので、東瀬戸からバスに乗ることにする。大畠駅前のコンビニで軽食を調達して、山陽線で岩国に戻る。飛行機までかなり時間があったので、錦帯橋に行って来る時間は十分あったのだけど、既に歩き疲れていたので、一本早い便のためのバスに乗って空港入り。飲食店で休憩しようと思っていたら、テイクアウトコーナーしかなかったりする。幸いロビーでは無線LANが使えたので、暫くネットをしながら一軒しかない店が空くのを待ってから、ゆっくりと土産を購入。ようやく次の便の手続き開始となったところで、保安検査場を通って搭乗待合室に進む。搭乗口が一つだけのコンパクトな構造なので、到着した飛行機がわりと近くまで来たりする。機材到着遅れにより出発が15分遅れるとのことだったが、途中で10分遅れに変更になった。

羽田には定刻通りに着いたけど、次の高速バスまで1時間以上あったので、モノレールに乗車。ちょうどTXの快速に乗り継げた。昨日と今日の早起きと観光でかなり眠くなっていたので、帰宅後は早めに就寝。