2013/05/26(日)

流氷科学センター

部屋が東向きなので、午前4時頃に目を覚ましたら、カーテンから漏れる光が眩しかった。調べてみると紋別地方の今日の日の出時刻は3:47。二度寝して目覚めると、空は晴れ渡っていた。宿をチェックアウトして、最寄りのバス停から遠軽ゆきに乗って、オホーツクタワー入口で下車。「入口」のバス停名が示す通り、各観光施設までは少し離れている。まずは一番手前にある流氷科学センターへ。クリオネ水槽や流氷に関する展示を見た後、「厳寒体験室」に進む。備え付けのダウンジャケットと手袋を着用してから、-20℃の世界に足を踏み入れる。階下には流氷の実物や、動植物の氷漬け標本が並んでいる。タオルやシャボン玉を凍らす体験も出来るようになっている。短時間なら意外と寒さも平気だと思っていたが、外に出るとそれまでどれだけ寒いところにいたかを実感。館内にはシアターもあったけど、時間がなかったのでパスして外に出る。

とっかりセンター

海洋公園にある海水浴場を迂回して、ガリンコ号乗り場前に出る。冬場なら市内からここまで観光用の市内循環バスが頻発しているのだけど、夏場はオフシーズンなので実質的に国道を走る長距離バスのみ。海に突き出た堤防を歩いてオホーツクタワーに入場。最初に地階に降りてみたが、この季節も海は濁っていて窓の外は見通せない。天気が良いので上階に出ると、遠く知床まで見渡せる。帰りは堤防を小走りで急いだら、オホーツクとっかりセンターの給餌時間に間に合う。「とっかり」とはアザラシのことで、プールから上がって来たアザラシ達に芸をさせながら生態を解説。ここでもあまり時間がなかったので、途中で抜け出してバス停に戻る。

再び遠軽ゆきに乗って空港手前の交差点で下車。羽田線が一日一往復するだけなので、空港内にあるのは売店と喫茶店が1軒ずつ。土産を買ってからワッフルを食べた後、保安検査場に進む。紋別出発も羽田到着もほぼ定刻通り。桜が咲き始めた北海道から、初夏の東京に帰って来ると、やたらと温く感じる。空港内で散髪を済ませ、紅茶を購入してから、高速バスで帰宅。