2014/01/12(日)

朝起きた時に空模様を確認しようとしたら、6時半だと外は真っ暗だった。そういえば八重山地方は、国内で一番日の出が遅いのだった。予報によると日中は天気がもちそうなので、やっぱり離島に行くことに。ということで離島桟橋から高速船に乗って、10年ぶり2度目となる黒島に上陸。

阿名泊海岸

黒島は平坦なので自転車で巡るのに適しているのだけど、今日は時間があるので歩いて回ることにする。港を出て北岸沿いに東に進み、仲盛御嶽(なはむりわん)の前を通って伊古桟橋へ。登録有形文化財に指定されていて、以前は台風の被害で一部崩落していたが、補修されて現在は先端まで行けるようになっている。干潮の時間帯で海水は遠ざかっているが、石垣島、竹富島、小浜島、西表島が水平線上に並んでいる。そのまま東に進み続けて北東端の阿名泊まで行くと、順光で海の色が綺麗だった。

黒島灯台

島中心部の東筋集落に出た後は、東側の喜屋武まで行ってから、真直ぐ南を目指す。すっかり空は晴れてきたけれど、その分歩いていると少し暑く感じる。前回訪れた時はテッポウユリが咲き乱れていた海岸も、花の時期ではないのでアダンの緑が目立つのみ。灯台近くの海を眺めながら昼食を取り、今度は北西に進路を転ずる。仲本海岸からは1年半前に訪れた新城島(ぱなり)が良く見える。ビジターセンターの展示を見学した後、プズマリ(火番盛)に登ろうと思ったら、立入禁止の札が出ていた。前回はあまり時間がなかったのと、埋伏智歯を抜く直前だったということで、登らなかったことをちょっと後悔。

展望台より

海岸から離れ、島の中央付近にある展望台から周囲を眺めた頃はまだ天気が良かったが、そこから先は歩いているうちに雲が増えていく。北西端の西の浜に着いた頃には太陽は姿を隠してしまったので、海の色も淡く見える。港に戻って待合室で休憩してから、石垣島からの折り返し便に乗船。宿に帰ってからネットで調べると、上原(西表島)と鳩間島は午後から欠航になっていた模様。

夜はいつもの店で夕食。店にいる間から雨が降り始めたものの、傘が要らない程度~と思っていたら、変える途中から本降りになったので、走って宿に戻って部屋に入るなり慌てて着替える。