2014/07/19(土)

目覚ましの設定時刻よりも早く目が覚めてしまった。何度か寝直そうとしたけど、15分前に諦めて起床。7時前に家を出て、流山おおたかの森、柏、新鎌ケ谷と3回乗継いで成田入り。同じ時間帯に直通バスがあったのだけど、今回はあまり時間に余裕がなかったので定時性を優先。空港到着後は、両替、搭乗手続き、保安検査、出港手続きを澄ませてから、出発時刻までラウンジで待機。

B767機は離陸後、西に向けて飛行を続ける。機内食はポークだったので、ワインはブルゴーニュの白ということで、Louis MaxのSaing-Véran 2012(ACサン・ヴェラン)を選択。約3時間で、大連周水子国際空港に到着。入国・税関手続きを経てロビーに出て、予約していたホテルの送迎バスに乗車。あれっ、大連は札幌のような気候と聞いていたのに、現在まだ梅雨明け前の関東よりも蒸し暑い。空港はわりと市街地に近いので、バスは約30分でホテルに到着。

旧日本人街

部屋に荷物を置いて涼みがてら少し休憩してから、初日の観光に出掛ける。まずは大連駅前の旧日本人街である「旧連鎖街」へ。戦前の建物がそのまま今も使われている商店街で、2~3階建が続く奥には、すぐ高層ビルが聳えるという不思議な光景となっている。そのまま南に向かい、中山路から地下道に入ってショッピングセンターを通り抜け、五恵路を渡って労働公園に入る。

大連観光塔

竣工は帝政ロシア時代まで遡る公園で、花壇や森林、中国式庭園や娯楽施設などがある。日本の関東ではまだ鳴いていないミンミンゼミの合唱が降り注ぐ。展望塔に登るリフトは公園の端にあるのかと思っていたら、中央付近の遊具乗場の中にあったりする。窓口でセット券を購入し、リフトに乗って丘の上に出て、そこから少し歩くと大連観光塔(電視塔)の入口に辿り着く。エレベーターで展望室に上がる。塔の高さは190メートルだが、丘の上にあるので海抜は360メートルなのだとか。晴れてはいるのだけど、霞んでいて視界が3キロ程度しかないので、駅の向こう側ぐらいまでしか見えないのが残念。

旧ロシア人街

リフトに乗って労働公園に戻り、途中宿に立ち寄って部屋で一旦休憩して、涼しくなるのを待ってから出掛け直す。長江路から勝利橋を渡って、今度は旧ロシア人街へ。大連の街は帝政ロシアが東清鉄道の終点に“遠い”という意味の「ダリーニー(Дальний)」と名付けたのが最初なので、ロシア建築の残るこの区画は市内で最も古い建物が残っているということになるのかな。最近は観光用に整備され、ロシア語の看板が多く見られる。旧ロシア人街に隣接する上海路周辺も旧日本人街となっているが、それと分かる建物はすぐに見付からなかった。

それ程空腹でもなかったので、夜は携行食で済ませて早めに就寝。