2014/08/23(土)

目覚ましが鳴る7時半まで目が覚めず、慌てて朝食会場に行ったらかなり混雑していた。今日は天気が悪くなさそうなので、少し遠出をすることに。呉線に乗って広で下車。駅前からバスに乗って仁方を過ぎ、「安芸灘とびしま海道」に入る。 呉市川尻地区(旧川尻町)から安芸灘の島々を繋ぐ7つの橋の愛称で、途中の大崎下島まで路線バスで行くことが出来る。まず安芸灘大橋を通って下蒲刈島に渡り、続く蒲刈大橋、豊島大橋、豊浜大橋で、上蒲刈島、豊島、 大崎下島と辿っていく。 終点の手前の御手洗港で下車して、午前の観光を開始。

御手洗集落

御手洗は鞆の浦(福山市)と同様、瀬戸内水運の“風待港”だったところで、現在でも江戸時代の町並が残っている~ということを知ったのは、昨日の機内でガイドブックを読んでからだったりする。昔の面影を残す建物の間を歩きながら、天満宮、満舟寺、千砂子波止などを回る。集落の裏手の山に「歴史の見える丘」という場所がここにもあるということで階段を登ってみたが、少し開けた場所に出てもそこからさらに道は続いている。バスの時間が迫っていたので、「乙女座」「潮待ち館」を見学してから停留所に戻る。

蒲刈大橋

折角なので他の島でも降りてみようということで、蒲刈大橋を見上げる下蒲刈島の三之瀬で下車。午後からよく晴れて暑くなっている。この辺りには文化施設が集中しているので、セット券「石畳コース」を購入して一番近くの松濤園に入る。国内各地の古民家を移築した「御馳走一番館(朝鮮通信使資料館)」「陶磁器館」「あかりの館」が庭園の中に建ち並び、「蒲刈島御番所」も復元されている。続いて訪れた蘭島閣美術館は、総桧造りでどっしりとした構えの建物で、日本画を中心としたコレクション。石畳の道の奥の方にある三之瀬御本陣芸術文化館は本陣の外観を復元して、小さな美術館となっている。そして蘭島閣美術館の横の階段を登った先にあるのが白雪楼。二階の窓から見える三之瀬瀬戸の眺めが素晴らしいが、元は京都にあった建物を竹原経由でこの地に移設したらしい。

バスと列車を乗り継いで呉に戻り、早めに食事を済ませてから寝不足解消のためさっさと就寝。