2014/09/20(土)

襟裳岬

今月4度目となる羽田空港国内線ターミナル。今回は比較的時間に余裕があったので、ラウンジでゆっくりしてから北ピアの搭乗口に向かう。離陸時の関東は曇っていたが、北に進むにつれて雲が少なくなり、松島や襟裳岬がはっきりと見えた。けれど道東に入ると曇っていて、阿寒湖は切れ間からかろうじて確認出来る程度。着陸間際の美幌峠付近は雲が少なく屈斜路湖も大体見渡すことが出来たが、機内から撮影した写真の殆どが後から確認するとピントが合っていなかった。どうやら外側の窓に合焦していたようである。こんなことなら風景モードに設定しておけばよかった、と思っても後の祭り。女満別空港に着陸すると、網走地方はよく晴れていた。

エゾトリカブト

「エアポートライナー」に乗って、網走、斜里を経由して知床入り。ウトロ温泉バスターミナルで下車して、近くの宿にチェックインした後、荷物だけ置いてすぐに出掛ける。とりあえずオロンコ岩に登っておこう、ということで急な階段を登り始める。きついのは前半のみで、後半はなだらかになるのは以前来た時に学習済み。到着時から雲が広がっていたが、エゾトリカブトが咲き乱れる岩の上からは、知床連山を望むことが出来た。麓に降りた後はゴジラ岩や漁港を経由して、近くの川で遡上するサケを見てから、宿に戻る。途中で観光船が終日欠航という掲示を見掛けたけど、今日は晴れていてもオホーツク海が白波立つ程荒れているから仕方がないか。明日は大丈夫なのだろうか。

夕食を済ませてから再び出掛け、バスターミナルから 観光バス「夜の大自然号」に乗車。温泉街のホテルを幾つか巡った後、国立公園内の国道を走って夜の野生生物探し。知床の動物は餌付けされていないので、どこで出会えるかは運次第。前回(6年前)遭遇したのはエゾシカだけだったので、今回もあまり期待せず参加したのだけど、エゾシカに加えて、キタキツネ、エゾタヌキも見掛ける。 午後から曇りがちだったので、星空観察も無理かと思っていたら、運良く知床自然センター近くの観察地点で、南側の空の雲が一時的になくなる。天の川を見たのは何年ぶりになるのだろう。案内ガイドが指し示すレーザーで、アルタイル 、ベガ、スピカの他、フォーマルハウトも確認。これで1等星は全て見たことになる 。外にいる間に再び空が雲に覆われたので、タイミングとしてはちょうど良かったのだろう。帰りは宿の近くで下車して、部屋に戻るとすぐに就寝。