2014/09/23(火)

サンゴ草

朝早く宿を出て駅のロッカーに荷物を預けてから、常呂ゆきのバスに乗車。本数が少ないので、7時半前に乗らなければ、次の便は午後までない。能取漁港を経由して卯原内の手前の「サンゴ草前」で下車し、すぐ近くのサンゴ草群生地へ。入口からは濃赤色の群落が見えたが、木道まで来ると内部はかなり疎らなのが目立つ。 4年前にサンゴ草の色付きを良くするためにと行った園地整備の結果、生育域が大幅に縮小してしまったとのこと。掲示板の解説によると、少しずつ回復しているとのことだったけど、以前と比べるとかなり面積が減っている。それでも色付きは良く、空も晴れているので、今シーズンのタイミングとしては外していなかった。帰りのバスまで1時間近くあるので、色んな角度から撮影しながら湖岸近くまで行って群生地を振り返る。

はな・てんと

一旦網走まで戻ってから、観光施設巡りの路線バスに乗って天都山に上り、終点の「はな・てんと会場」で下車。スキー場の斜面を利用した花壇を眺めながら丘を登って、展望台からも見下ろす。右手は網走湖の対岸まで見えるが、左手の知床方面は霞んでいる。時間の都合上、他の施設はパスして再び網走駅に戻って、早めに空港入り。昼食時間帯と出発便が重なって、館内のレストランは混雑していたが、すぐに搭乗する訳ではないので問題なし。さけのちゃんちゃん焼きを食べてから、ようやく見付けたロッカーに荷物を預け、屋上デッキから斜里岳を背景に離陸するB737を撮影。

美幌峠

帰りは遅めの便だったし、天気も良かったので、空港から「女満別美幌号」というバスに乗車。美幌駅を経由して、山に向かう国道を走り、10年ぶりとなる美幌峠へ。以前は川湯温泉から美幌峠を経由して、女満別・網走までのバスが走っていたけれど 、2009年限りで廃止になったので、タクシーを使うか屈斜路湖畔から延々歩いて登るかしか訪れる方法がないと、一時は再訪を諦めていたのである。美幌町の後押しにより2012年から夏場限定でバスが復活していたと聞いていたけど 、今回女満別空港到着時に入手した時刻表を見て、帰りの便に乗る前に再訪すること にしたのである。展望台から見下ろす景色は雄大で、眼下に横たわる屈斜路湖を取り巻く山々も綺麗に見えている。時間の許す限り展望台に滞在し、帰りのバスに合わせて停留所に戻る。

2014年シーズンは2往復の運転。午後便は帰りに美幌町博物館に立寄るので、展示を一通り見学しつつ、展望室にも上ってみる。空港に戻って買物を済ませてから、昼と同じ店でスープカレーで早めの夕食。女満別出発は5分以上遅れたけど、羽田到着はほぼ定刻通り。ただスポットが端だったので、ターミナル内を結構歩くことになる。羽田からは高速バスに乗って帰宅。