2014/09/22(月)

おーろら2

昨日の段階で空きがあったので、知床観光船の予約を取り直したのだけど、朝7時の段階で当該便のみ「調査中」になっていた。8時を過ぎても表示が変わらなかったので、とりあえず宿をチェックアウトしてバスターミナルに移動。9時前に電話で問合せたところ、 「条件付き運航」になっていたので、荷物をロッカーに預けてから乗船券売場に向かう。 もし欠航が決定していたら、そのまま網走方面に向かうバスに乗るつもりだった。乗船券を購入する際は“かなり揺れますよ”と念を押されただけだったので、「条件付き」は外れていたようである。オロンコ岩のトンネルを潜って、三角岩の近くの乗場に行って早めに待機。昨日に続いて良く晴れて穏やかな日なのだけど、波だけ高くなるということもあるんだね。硫黄山コースから戻って来た「おーろら2」に乗込む。

知床岬

今回も差額を払って2階前方の特別客室を利用。6年前の前回はどんより曇っていて、知床連山が全く見えなかったのだけど、今日は山頂付近まで見えている。プユニ岬を回ってフレペの滝を通り過ぎ知床五湖の辺りまでは席に座って外を眺めていたのだけど、 窓ガラスが厚くて写り込みが気になるので、カムイワッカの滝付近でデッキに出て撮影。ただし外はかなり肌寒かったので、船内に戻って見所が近付いたら外に出るのを繰り返す。次第に雲が増えて空がどんよりとしてきたが、山が隠される程ではなかった。カシュニの滝を過ぎ、点在する番屋を見ながら船は進み続け、最果ての知床岬で折り返す。相変わらず空は雲に覆われていたが、岬の向こうに国後島が確認出来た。

斜里岳

帰りは同じコースを戻るだけなので、船内から景色を眺めて過ごす。途中で波しぶきに混じって雨が降っていたが、カムイワッカの滝まで戻る頃には止んでいたので、時折デッキに出て行きに撮り損ねた湯の華の滝やフレペの滝を撮影。ウトロに戻ると通り雨で地面が濡れていたが、天気は急速に回復。バスターミナルに戻って、荷物を取り出してから定期観光バス「知床浪漫ふれあい号Cコース」に乗車。直後に路線バスがあったのだけど、それだと列車との接続が良くなかったので、3分割した行程を個別に利用出来る観光バスを選択したのである。Cコースは下車観光はなく、車窓観光をしながらウトロから知床斜里駅に向かうだけだが、添乗ガイドによる解説があり、オシンコシンの滝やサケが遡上中の遠音別川河口などの見所では減速。そして途中から路線バスとは異なるルートとなり、「希望の丘」から「天に続く道」に入る。20kmも続く直線道路で、起点となる丘の上から見ると壮観である。すっかり晴れ渡った空を背景にした斜里岳を見ながら畑の中を走り、知床斜里駅前のバスターミナルに着いたところでコースは終了。

釧網本線のキハ40に乗り、オホーツク海の沿岸を西に向かう。河口に釣り竿を持った人が集まっているのはサケの遡上待ちなのかな。途中の原生花園で下車したら、次の列車まで1時間と少し滞在出来たのだけど、花の季節はほぼ終わっているし荷物もあったので、そのまま終点の網走まで乗り通す。駅前の宿にチェックインして、夕食は近くのファミレスで済ませる。