2014/10/05(日)

足立美術館

朝起きた段階で、鳥取、岡山、広島、萩・岩見と、米子空港を取り囲むように“天候調査”になっていたけど、米子発着便は平常通りという見込みだったので、状況を確認しつつ観光をすることに。山陰線で安来に出て、駅前から送迎バスに乗って足立美術館を訪れる。横山大観や北大路魯山人など、日本画や陶磁器など名だたる作家の作品が展示されているが、立派な庭園を持つことでも知られている。屋内外のところどころに庭園が見るスポットがあって、作品と庭園を交互に鑑賞出来るようになっている。どんよりと曇った空の下でも庭園は十分見事だったが、晴れていたらもっと素晴らしいのだろうな。館内には庭を眺めながらコーヒーが飲める喫茶室もあったけど、時間がなかったのでパス。

安来節演芸館

次の公演時間が迫っていたので、美術館のすぐ近くにある「安来節演芸館」に急ぐ。 会場では足腰への負担を考えて、座敷ではなく最後部の椅子に着席して開演を待つ。安来節を1日4回上演しているが、民謡に合わせて皿を鳴らしたり棒を回したりという座敷芸を伴うこともある。そして最後の曲は名物「どじょうすくい」の実演付き。上演後は客席から事前に募集しておいた5名が、舞台に上がって「どじょうすくい」の体験も。帰りの送迎バスは予約制だったけど、少し早めに待合所に行っておく。

安来駅に戻って、ガイドブックに載っていた蕎麦屋に行こうとしたら、ネットで調べた場所には見当たらない。ケータイで検索したところ、どうやら方向からして全然違っていたようで、目印情報を頼りに探したらなんとか見付けることが出来た。出雲といえば割子そばなのだろうけど、今日の気分で暖かい山かけ蕎麦を注文。米子駅に移動したところで、雨が少し降り始めていたけれど、風はそれほど強くなかったので、皆生温泉に向かうバスに乗車。観光会館で下車して、ガイドブックに載っていた入浴施設に行こうとしたら、海に近いせいか風が強くて傘を差して歩くのも困難な状態。これだとたどり着いたとしても、帰りはもっと大変になっている可能性もあるので、観光案内所で教えてもらった一番近い日帰り温泉施設を利用。そういば10年前に来たのも同じ場所だったっけ。温泉から観光会館に戻ると、風はさらに強くなっているように感じる。風向きは米子空港の滑走路の向きに大体沿っているので、多分大丈夫だろうと思いつつ、ケータイで調べたら羽田の方が混雑していて遅れが生じているとのこと。それなら少しでも早く空港に行っておいた方がいいかな、でも連絡バスは空白時間帯だけど~と調べてみたらちょうどいいJRの列車があったので、米子駅に戻るとすぐに荷物を取り出して0番線に向かう。

鬼太郎列車

久しぶりに乗る境線は鬼太郎色がかなり強くなっていて、列車のペイントや内装、各駅の愛称に加え、車内アナウンスも妖怪モード。「べとべとさん駅」の愛称がある米子空港駅で下車して、歩道橋を渡って空港ターミナルに入る。カウンターで確認したところ、前の便は満席だけどキャンセル待ち可能とのことだったので、スタンバイしておいて先に買い物を済ませる。待合室で念のためケータイで確認したら、空席が出ていたのでカウンターに行ってみたら、既にチケットが用意されていたので、そのまま保安検査場を通過。管制の指示により出発が10分遅れたけど、羽田到着は5分遅れで済んだ。関東は既に大雨となっているが、風はほとんど感じない。

モノレールとJRとTXを乗り継いで帰宅したのが、当初乗るはずだった便の出発予定時刻とほぼ同じ頃。そんなに遅い最終便を予約したのは、土曜日に夕陽が見られなかったとしても、日曜に宍道湖畔で再挑戦出来る~なんて考えていたから。定刻通りなら羽田からつくばゆき最終高速バスに間に合うし、30分以内の遅れならTXの終電に間に合うはずだった。帰宅後に状況を確認すると、最終便は到着機材の遅れにより、結局1時間遅れで米子を出発。そんなに遅くなったら、東京駅からの深夜バスでないと帰れなくなるところだった。

今日帰宅出来るかということばかり心配していたけれど、家に帰り着いて一安心したのも束の間、同じ台風で明日の出勤に影響が出ることに気付く。台風の状況は刻一刻と変わるので、明日起きてからとりあえずベランダで飛びそうな物だけ片付けてから就寝。