宿をチェックアウトして、交通センターに荷物を預けてから市電で水道町に移動し、開館直後の「小泉八雲熊本旧居」を見学。ラフカディオ・ハーンといえば松江の印象が強いけれど、居住年数としては熊本の方が長い。熊本移住当初に住んでいた家を、移築して修復したもので、現在は公園の片隅に建っている。改築で削減された後に復元された部分もあるが、居住当時のままで残る部屋もある。
そして熊本に来たからには、営業部長に挨拶しとかなくちゃね～ということで今回も「くまモンスクエア」へ。いきなり団子で腹ごしらえをしてから、展示の１年前と変わったところを確認しながら出番を待つ。前回とは入退場のルートが異なり、残念ながら近くを通らなかったけれど、ノリとキレは相変わらず。ステージ終了後は、同じ建物の地下にある「アフタヌーンティー・ティールーム」で昼食を取る。
昨日までとは打って変わってとても良い天気になったけど、遠出する程の時間はないので、近場でまだ行っていない名所を回る。ということでまずは「夏目漱石内坪井旧居」を訪れる。熊本で６回も転居した文豪が５番目に住んでいた家で、ゆかりの品や写真の展示がある他、からくり人形も使って当時を再現している。入口脇には洋室があったが、これは後の住人が増築したとのこと。見学後は西に向かって歩き、熊本城北部の高台に上り、「監物台樹木園」に入る。春まだ浅く、落葉樹は葉を落としたままだったが、梅や馬酔木、金盞花などが咲いていた。そのまま城の北側を二の丸から三の丸に抜け、「旧細川刑部邸」も見学。熊本市の子飼にあった上級武家屋敷を城内に移築したもので、藩主分家だけあって建物のの作りや内装・調度品も立派である。
結構歩き疲れたので、今日の観光はこれで終了とし、近くの電停から交通センターに戻り、荷物を取り出して空港ゆきのバスに乗車。少し早めに到着したら、プレミアムクラスに空席があったので、久しぶりにアップグレード。土産を調達してから保安検査場を通ってラウンジに入ったら、受付でいきなり団子を貰ったので、本日２個目、今回の滞在では３個目となる。機内食は和食だったので、日本酒の後で赤ワインを飲む。管制による待機指示や到着後のバス連絡があったりしたけど、高速バスになんとか間に合う。つくばでバスを降りると、21時になっても８℃を越えていて、かなり暖かく感じる。
