2015/04/19(日)

余市駅

宿を出た時は小雨が降っていたが、すぐに地下鉄に乗って札幌駅に移動。朝早いので函館線上りの快速がないので、普通小樽ゆきに乗車。731系とキハ201系の3両ずつを連結した協調運転だが、切り離して非電化区間に直通している訳ではない。終点で下車して乗継列車を待つが、ホームは結構肌寒い。入線した2両編成のキハ150形(ニセコゆき)に乗り込み、通称「山線」区間に入る。目的の余市までは30分足らずだが、駅間距離が長いので3つ目の停車駅となる。やはりこの駅で大半の乗客が降りていた。とりあえず荷物をロッカーに預けてから、案内所で地図を貰って観光を始める。

駅前から伸びる「リタロード」を歩き、ニッカヰスキーの余市醸造所の前を通り過ぎて、余市川に架かる余市橋を渡る。今日はあまり天気が良くないものとあまり期待していなかったのに、余市ではすっかり晴れているるので、遠くの冠雪した山々が見渡せる。ただし冷たい風が強く吹いているので、真冬用のダウンジャケットを持って来て正解だった。この先に幾つか観光名所があるのだけど、今日はあまり時間がなかったので、そのまま雷電国道を引き返して余市川の堤防を歩く。関東では既に咲き終えた桜も、こちらではまだ蕾の状態。この辺りに水芭蕉が咲いているという情報があったのだけど見当たらず、代わりに土手にエゾエンゴサクが沢山さいているのを見付ける。

余市ワイナリー

三日月湖と支流の間の道を歩いて羊蹄国道に出てから、少し先の脇道に入って踏切を渡って、ようやく「余市ワイナリー」に到着。工場は自由見学となっていて、醸造棟と瓶詰貯蔵棟を見て回った後、ギャラリー・アトリエの展示を見てから、開店直後のレストランに入る。ハンバーグと牛煮込みとソーセージがセットになった「プレート」が看板メニューになっているようだけど、さすがにそこまでの食欲がなかったので、「道産牛の赤ワイン煮込み」と「ツヴァイゲルトレーベ樽熟」のグラスを注文。ワインは開けた直後だったのか、樽香が前面に出ていたけど、しばらく置いてから飲めばもっと美味しくなりそう。食後は勿論ショップで買い物。2本なら持ち運べないこともないけど、この先もまだまだ歩くので発送を依頼。

余市醸造所

予約の時間が近付いていたので、少し早足でニッカウヰスキーに向かう。入口で名前を告げて集合場所で待機。時間になったところでガイドの案内に従って工場内を見学。順路の都合上ウィスキーの製造工程とは前後してしまうが、乾燥棟、蒸留棟、発酵棟、一号貯蔵棟、博物館の順に見て回る。締めくくりは勿論テイスティングということで、ブレンデッドとモルトをそれぞれ水割りとストレートで賞味。見学終了後は売店で「竹鶴」の小瓶を購入してから、博物館や旧竹鶴邸、蒸留棟など、見学でさっと回ったところを補足的に見学。といってもあまり時間がなかったので、適当なところで切り上げて駅に戻る。

帰りの小樽ゆきはキハ150形の単行だったので車内は混雑していたが、早めに並んでいたのでなんとか座ることが出来た。乗継の快速「エアポート」も指定席uシートを予約していたので、終点の新千歳空港までゆったりと過ごす。さすがに歩き疲れていたので、札幌駅近辺では意識が飛んでいた。空港に到着して早めの夕食ということで、3階でサーモンのパスタを食べてから、2階の売店で土産を購入。最後に恒例となっているワイン売場に立ち寄ったら、余市ワイナリーで購入したのと全く同じ銘柄があったりするが、あちらを発送にした分こちらでは別のワインを買える~前向きに捉えることにして、富良野と十勝の赤を1本ずつ購入。搭乗前にラウンジで少し休憩したが、幸か不幸か(?)ワインは置いていなかったので、ソフトドリンクだけにしてメールとタイムラインのチェック。

羽田に到着したらかなり暖かくて、セーターとダウンジャケットが途端に荷物となってしまう。各種土産とワイン2本、そして結局使わなかった傘も加わって結構な重量となったので、少し待ってでも高速バスに乗って帰宅。