2015/12/20(日)

奥武島の海

宿を出て「パレットくもじ」のロッカーに荷物を預けてからバスに乗車~するつもりが思いの外時間が余ったので、周辺を散策して時間調整してから上泉停留所から53番志喜屋線に乗り込む。国場を経由して南城市に入り、本島南岸に出て坂を下り、橋を渡った先にある奥武(おくたけ)で下車。島の名前は奥武(おう)島なのだけど、バス停は読み方を変えているようである。島を訪れるのは5年ぶり2回目で、まずは前回と同じく東側の埋め立て地に行ってみたが、今回は比較的天気が良いので本島との間の海の色も一層鮮やかである。集落の中心部にある観音堂を訪れてから、前回と同様に島内一周道路を右回りに歩く。風が出てきて空の大半は雲に覆われているものの、全面的にどんよりと曇っていた前回よりも景色はずっと良い。一周して橋のたもとに戻ると、名物のてんぷら屋に行列が出来ていたが、今回は時間の都合上パス。

さちばるの庭

橋を渡って本島の海岸沿いを東に進み、穂の出ているサトウキビ畑の中を歩く。アバウトな地図情報しかない状態だったが、程なく店の案内看板を見付けて入口に辿り着く。急な石段を登った先にあるのが「山の茶屋・楽水」で、山の斜面に張り付くように建てられた店の中には、岩肌がそのまま出ている部分もある。窓際の海を眺める座敷席は予約で一杯だったため内側のテーブル席となったが、足が伸ばせる方が姿勢的には楽だったりする。ベジタリアンな郷土料理ランチを食べた後は、店から山側に続く「さちばるの庭」を散策。元からあった石垣やガジュマルを生かして、ベンチや花木を配している。さらに坂道を登り詰め、丘の上にある「天空の茶屋」の近くの展望テラスに出ると、奥武島やその向こうの平和記念公園方面まで見渡せる。雲に一部覆われていても青空が広がっていて、期待以上の天気となっている。「天空の茶屋」はイベントスペースとなっていて参加者以外は入れないが、ここまで登って来るのはかなり大変では~と思いきや、後から地図を確認すると反対側には道路が通じていた。

浜辺の茶屋

麓に降りて道を少し進んだ先にあるのが、姉妹店で最初に出来た「浜辺の茶屋」。こちらは順番待ちとなったが、先ほどの昼食から時間をあけるためには、かえって都合が良かったりする。屋上テラスの他、木立や浜辺の屋外席もあったが、ここはやっぱり店内席を希望しておく。30分くらいして案内されたのは、海に面した窓際のカウンター席。こちらは椅子に座るタイプで、眼前に広がる海を眺めながらチーズケーキとコーヒーで休憩。満潮近くだったので、店のすぐ近くまで波が寄せていたが、遠浅なので干潮時には波打ち際がかなり後退するらしい(^^;

店を出た後は道路をさらに東に進み、新原(みーばる)ビーチまで行ったがバス停が見当たらない。正確な場所を事前に調べていなかったことを後悔しつつ、時間にはかなり余裕があったので周辺を探してみたら、集落を通り越した反対側だった。39番百名線に始発から乗車し、馬天、与那原経由で那覇市内に戻る。ロッカーから荷物を取り出した後は、モノレールで空港入り。あまり時間がなかったので、軽めの夕食を取った後は手早く土産を買い込んで、保安検査場経由でラウンジへ。ダイヤモンドメンバー用のラウンジが別に出来ても、この時間は相変わらず混雑している。

羽田到着後は、高速バスで帰宅。那覇で天気予報の予想気温を見て、温度差の大きさに覚悟を決めて外に出たら、思った程寒くなかった。家に帰ってからアメダスで確認したところ、外気温は5℃と予想より高めになっていたらしい。それでも明朝の冷え込みに備えて、今シーズン初となる湯たんぽを用意しておく。