2016/02/11(木)

久しぶりに朝の高速バスに乗って羽田入り。TX開業以来だから10年以上ぶりになるけど、車内は意外と混んでいた。運行ダイヤは平日朝のラッシュを見込んでいるため、スムーズだった今日は45分早着したことになる。搭乗まで1時間以上あるので、搭乗口に近い方の北側に行こうとしたら、中央付近にあった優先保安検査場が閉鎖になっていた。そしてラウンジに入って席に座ったところで、搭乗口が南側になったとのケータイメールが届く。続いて出発が20分遅れるというメールが届いたので、ゆっくり目にラウンジを出て、空弁を購入してから搭乗口に行ったら、遅延がさらに10分追加になった。といっても荷物が多くて、ラウンジに戻るのも面倒なので、そのまま搭乗口付近で待機。さっきの売店では空弁が売り切れかけていたので、早めにラウンジを出たこと自体は正解だったようである。

雪の原野

それ以上遅延することなく搭乗開始となり、離陸後はスカイツリーや渡良瀬遊水池を見ながら関東平野を北上。寒波が訪れたところなので、東北に入ると地上は雪に覆われていた。津軽海峡を越えて噴火湾を横切り、青空の下で真っ白な原野に囲まれた新千歳空港に着陸。地下に移動して、券売機で指定券を購入してから、2本目の快速「エアポート」に乗車。札幌で地下鉄南北線に乗り換えて、すすきので下車。雪が融け残った場所を慎重に歩いて、宿にチェックイン。ロビーで定刻になるのを少し待ってから鍵を受け取り、部屋に入って少し休憩してからすぐに出掛ける。

昼の雪まつり

大通まで地下街を歩いて、テレビ塔に向かって地上に出る。今回は雪まつりに合わせて来たつもりだったのだけど、実は一部会場を除いて今日までの開催ということに、わりと直前になって気が付いたので、見て回るのは今日のうちということになってしまった。それでも会期に間に合っただけでもよしとしよう。テレビ塔近くまで行ってから、端から順に「大通会場」の雪像や氷像を見ていく。北海道新幹線や「進撃の巨人」、マカオの聖ポール寺院などの巨大像の他、スノーボードのジャンプ競技場などが目玉となっている。会場の西側には世界各国からの出展や市民制作の小さな像が並んでいたが、中には会期中に一部が崩れてしまった像も。会場内は北側が西向き一方通行で、南側が逆向きとなっているが、片側だけでも結構時間が掛かったため、会場の西の端の10丁目で昼の部の見学はここで終了とする。今日は札幌にしては気温が高めで0℃近く~といってもそれなりに体が冷えたので、短距離ながら地下鉄を乗り継いですすきのに移動。交差点から南側が「すすきの会場」になっていて、こちらは氷像のみとなる。企業出展なので、それぞれの会社のカラーが出ているものが多い。端から端まで一往復してから、一旦宿に戻って休憩。つくばの真冬の朝と変わらない気温だからと、マフラーと手袋にカイロを足したくらいの格好で歩いていたら、すっかり耳が冷え切ってしまい、その反動で部屋の中では熱く感じるほどに火照っている。よく考えてみれば、普段のつくばでこんなに長時間外を歩いたりはしないか。

夜の雪まつり

地下街のスタバで軽く夕食を取ってから、外が暗くなったところで夜の部の見学。雪像や氷像が様々な色に照らし出されているが、注目を集めているのはやはりプロジェクションマッピング。それぞれの像で数分間のプログラムを上映していたが、かなりの混雑となっていたので、少し離れたところから一部を鑑賞するにとどめておく。昼間の反省から帽子を被って歩いていたけど、夜になって気温が下がってきたので、休憩所に入って一旦暖を取る。足元はさらに滑りやすくなっているので、一歩ずつ慎重に歩く。それでも何度か滑りかけたが、幸い転ぶことはなかった。すっかり歩き疲れていたので、端まで行かずに会場を出て、中央区役所前の電停に向かう。暫く電車が来なかったので屋外で待ち続けることになったが、風が強くないのでそれほど大変でもなかった。西4丁目からは昨年末に開業したばかりの延伸区間に入る。間に狸小路電停を挟むだけの短区間だが、この「都心線」の開業によって環状運転が始まり、今回のような乗車も可能になったのである。すすきので下車して、最後のもうひと頑張りとして夜の氷像群を見学してから、宿に戻って早めに就寝。