2016/02/28(日)

昨夜は早く寝すぎたせいか、明け方からずっと目が冴えてしまったが、強引に二度寝してから朝食。今朝は9時頃まで雨が残るという予報だったけど、結構晴れ間が出ている。ただし水平線は厚い雲に覆われていて、昨日は窓から見えた与論島が確認できない。バスの時間に合わせてチェックアウトし、近くの営業所で1日乗車券を購入して乗車。知名町中心部を一回りしてから外周道路に入り、暫く走って徳時で下車。

昇竜洞

予想外の好天で空は晴れ渡り、坂を登ってから振り返ると島の緑の向こうに青い海が広がっている。案内標識に従って歩き続け、一旦出口を通り越してから昇竜洞の入口に到着。全長3,500メートルの鍾乳洞のうち、600メートルが一般公開されている。受付から階段を下った先に、洞窟の入口が大きく広がっている。奥に進んでも基本的に通路は広いが、一部鐘乳石に囲まれて狭くなっている部分があって、しゃがんだまま前進しなければならない場所もあった。解説を聞いたり写真を撮っているうちにスポットライトが時間切れとなったため、人感センサのある場所まで引き返すことも屡々。ここの鐘乳石は色が白く、ライトを当てるとキラキラと光るのが特徴となっている。「昇竜の鐘」「金銀の滝」「ナイヤガラの滝」「竜神の滝」などの見所を巡って外に出ると、こちら側も道路まで階段を登ることになる。

田皆岬

停留所まで戻って次のバスで田皆に移動。バスを降りてから目的地までは1km以上。時間に余裕があったので、景色を眺めつつのんびりと歩く。岬に到着して灯台近くから遊歩道に入ろうとしたら、草木が生い茂って歩けそうにない。これじゃどうやって岬の先端まで行くのだろうと思ったら、反対側の開けた草地の方だった。映画ロケ地の碑が建つ台地はかなり広いが、切り立った崖の上にあって縁には柵がないので、端に近付こうとするだけで足がすくむ。北に伸びる海岸線が見渡せるが、さっきはあんなに晴れていたのに、ここにきて空が雲で埋め尽くされているのが残念。

フーチャ

バス停に戻って次のバスを待つ間に、携行した飴を食べて空腹をしのぐ。島を横断して和泊の営業所で乗り継ぎとなるが、その合間に港まで行ってみたら、快晴の空の下、海の色がとても綺麗だった。乗り継いだバスは空港ゆきだったが、手前の国頭で下車し、小学校の校庭にある“日本一のガジュマル”を見学。平坦な場所に枝を広げているので、某CMの「この木なんの木 気になる木」を連想させる。そこから北側の海岸に出て、「フーチャ」と呼ばれる潮吹き洞窟を訪れる。海が荒れると10メートル以上も噴き上がるとのことだが、今は洞窟内に白波が立つ程度。ここも柵がないので、恐々と覗き込むのが精一杯。透明度の高い海に何かが浮いていると思ったら、通りすがり(?)のウミガメだった。

朝からずっと荷物を背負ったまま歩き続け、しかも高低差も結構あってすっかり疲れていたので、国頭岬を回るのは断念してそのまま空港まで歩く。ターミナル内でネットをしながら休憩し、時間になったところで搭乗待合室に進む。帰りの機材はSAAB340Bで、座席は窓側だったけど、離陸時に徳之島が見えたのは反対側だった。薩南諸島上空を飛び、日暮れの桜島を回り込んで鹿児島空港に到着。ターミナル内では売店で購入した空弁を食べた後、土産を購入してからラウンジで休憩。空路混雑により離陸規制が掛かったけど、羽田到着はほぼ定刻通り。高速バスは出た後だったけど、モノレールの空港快速に間に合ったので、TXの快速に乗り継いで帰宅。