2016/03/19(土)

宝塚大劇場

雨が降る中、家を出て羽田に向かう。連休初日とあって、優先検査場まで混雑していた。上空に出ても雲が多く、水平飛行に入るまでずっと窓の外は真っ白だった。定刻より少し遅れて伊丹に到着し、モノレールと阪急を乗り継いで宝塚に移動。とりあえず昼食場所を探して駅ビルに行ってみたら、英国風の紅茶店があったので迷わず入り、ハッシュビーフのランチを注文。食後の紅茶を楽しんだ後は、駅から南東に伸びる遊歩道「花の道」を歩く。予想よりも早く天気は回復している。名前に違わず、この季節でもビオラ、エリカ、アリッサムなど、様々な花が咲いている。道の途中にあるのが言わずと知れた宝塚大劇場、通称“ムラ”。今日はチケットを持っている訳ではなかったけれど、ここまで来るのは7年ぶりだったので、ロビーや売店を見て回る。

手塚治虫記念館

そして今日の主目的は、道の終点からさらに先にある「手塚治虫記念館」。以前近場に住んでいたこともあるけど、来るのは今回が初めて。入口前にキャラクター達の手型+足型+αが並んでいて、お茶の水博士は鼻先、火の鳥は嘴、ふしぎなメルモはキャンディーと瓶底など、結構芸が細かい。入館して展示を順に見つつ、途中で上映時間となった資料映像を鑑賞。子供の頃の資料も数多く展示されているが、中学時代には既に描画スタイルが大体出来上がっていたようである。現在の人気作家だと、一つの作品を長年にわたって描くことも珍しくないが、有名作品でも長くて3年程度の連載で、短編作品の数が非常に多いことに驚く。上階と地下の特別展も見てから、駅に戻る。行きは違う道だったので気付かなかったけど、駅前にもヅカの像が出来ていたんだね。

思ったより時間が掛かったので、そのまま梅田に出て、少し早めだけど昨秋と同じワインの店に入って、ドイツの白とフランス(ラングドック)のカベソーと、アルゼンチンのマルベックを飲む。今回の宿は新大阪で、駅からちょっと歩くことになったけど、宿を取るのが困難になっている昨今だから仕方がない。