2016/03/20(日)

JRで京都に移動し、駅前から市バスに乗車。急行バスは混雑しているみたいなので5系統にしたら、こちらも走行中に満員になった。降りるバス停が今ひとつはっきりしなかったので「岡崎道」で下車したら一つ手前だったが、目的地は目と鼻の先なので問題なし。2ヶ月半ぶりにやって来た京都市美術館は、モネとルノワールという印象派の2大巨匠の特別展を同時開催中なので、かなりの混雑を予想していたのだけど、ルノワール展の方は並ばずに入れた。ということで「光紡ぐ肌のルノワール展」を鑑賞。作品数が多いので、これまでにも世界各地の美術館で目にしてきたが、様々な年代の作風を一度に見ることが出来るのは興味深い。外に出るとモネ展の方は、相変わらずの行列で20分待ち。連休というだけでなく、開催期間前半の目玉作品である「印象・日の出」が明日までの展示だからなのだろう。当該作品は昨夏にパリで対面しているし、それ以外の作品は東京都美術館で鑑賞しているので、列に並ぶことなく美術館を後にする。

インドガン

続いて訪れたのが京都市動物園。昨秋リニューアルが完了したばかりで、入園した後は、「もうじゅうワールド」を通り抜けて「京都の森」を目指す。その名の通り、京都の自然を再現して、関連する動植物が集められているが、中には外来種も展示されている。ということで今回の一番の目的は、水禽舎で飼われているインドガン。中島みゆきの楽曲「India Goose」で歌われている鳥で、世界で最も高く高度8千メートル以上まで飛翔すると言われている。英名の”bar-headed goose”が示す通りの頭に黒い筋が入っている鳥を探したら、すぐに見付かった。壮絶な曲の雰囲気とは裏腹に、動物園のインドガンはのんびりと餌をついばんだり、昼寝したりしていた。折角来たのだから動物園の他の場所も、ということで「ゾウの森」「サルワールド」「ふれあい広場」「アフリカの草原」と、園内を一通り巡っておく。

花の回廊

市街地で昼食を取った後、午後は京都府立植物園へ。屋外は早咲きのサクラやアンズ、ボケなど赤系統の花や、トサミズキ、サンシュユ、ミツマタなど黄系統の花が中心だったが、この時期恒例の「早春の草花展」が開催されている大芝生地の「花の回廊」では、アブラナ、ルピナス、デモルフォセカなど、色とりどりの花が咲き乱れている。いつものように季節の花に誘われるように、園内を足の向くまま歩いて北山門に出る。夜は百貨店内で食事してから、阪急で大阪に戻る。