2016/05/22(日)

或る列車

いつもの習慣で朝食付きプランにしてしまったが、今日は午前中に食事をすることになっているので、かなり控えめにしておく。宿を出て大分駅の高架ホームに上り、列車の入線を待つ。南側からやって来たのは、金色に輝くキハ47を使用したJRKYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」。団体列車扱いだけど、ホームの電光掲示には「或る列車」と表示されていた。赤絨毯の敷かれた入口から乗車し、オープンコンパートメント形式の1号車と個室形式の2号車を見学してから、指定の1人用個室に着席。座席は2つあっても、窓が片側にしかないため、定員1名となっているようである。残念ながら窓がある方の席は、今回の進行方向と逆向きになるが、やっぱり景色を見ながらでないと意味がない。

ミニャルディーズ

軽食「八十八夜」とスープ「大地」に続いて、スイーツ3連続ということで「端午の節句」「茶摘み」「初夏」。素材は九州産が中心ということで、ドリンクメニューにも宮崎のワインが用意されていたので、都農ワインのスパークリング(キャンベルアーリー)と白(シャルドネ)と、都城ワインの赤(山ぶどう)を注文。久大本線を西に向かって走り、車窓風景は田園から山地に移り変わり、湯布院付近では由布岳が見える。途中で「ななつ星」とすれ違ったけど、予期していなかったので写真を撮ることは出来なかった。豊後森で15分停車となり、ホームに出ることを勧められたので、反対側のホームまで行って列車を撮影。杉河内付近では慈恩の滝の近くで徐行したけど、反対側の窓からの眺めとなった。締めくくりはミニャルディーズ「風薫る」と九州産の紅茶。2時間と少しの乗車時間なので、到着間際まで飲食が続くことになるけど、飛行機と違って着陸態勢に入る訳ではないから大丈夫。

日田市豆田町

日田に到着して、荷物をロッカーに預けてから観光開始。線路の北側に向かい、伝統的な街並みが残る豆田町を散策。確かに風情があるのだけど、川開祭りだったためか、至る所にミニ万国旗が張り巡らされていた。花月川で折り返して、天領日田資料館に続いて、草野本家と廣瀬資料館も見学。江戸時代の商家の内部を公開していたが、内部は撮影禁止だった。広大な敷地に一部の建物が現存する咸宜園跡に立ち寄った後、線路の反対側の三隈川の畔に出てから、駅に戻る。思ったよりも暑かったなと思っていたが、後から確認したら気温は30度を超えていたらしい。

荷物を取り出して、駅近くのバスセンターから高速バスに乗車。途中から寝入ってしまい、気が付けば目的地近くになっていた。福岡空港ターミナル工事中のため、バスは第1か第3にしか停まらないようになっていた。第2に行くのはどちらからでも変わらないかな、と第3で降りたらかなり先端の方だった。館内も一部閉鎖している区画があるため、2階の土産物店もかなり混雑。3階の店で軽く食べてから、保安検査場を通ってラウンジで休憩。福岡出発は15分くらい遅くなったけれど、羽田到着時には5分遅れまで回復したので、秋葉原で快速に乗り継ぐことができた。