家を出る時はまだ降っていなかった雨が、TXに乗っている間に本格的に降る。都心を通過している間はそれ程降っていなかったようだが、羽田で搭乗手続きと両替、保安検査と出国手続きを済ませ、ラウンジで休憩してから搭乗口に向かうと、いつの間にか雨が強まっていた。視界が烟る中を離陸し、雲の中を上昇。前回に続いて今回も、ワインは食事に合わせて泡（シャンパーニュ）、白（ブルゴーニュ）、赤（ボルドー）を注文。今回は特に観たい映画はなかったので、仮眠の後は持参した本を読んで過ごす。
２回目の食事の後、窓の外の景色を楽しもうとしても、ロシア上空からずっと雲に覆われたままだった。ミュンヘン・フランツ・ヨーゼフ空港（Flughafen München Franz Josef Strauß）に到着し、近郊列車（S Bahn）に乗って市内に移動。途中の経路が異なるS1とS8の２系統があるが、所要時間はどちらも40分程度なので、先に来たS8系統に乗車。市内に近付くにつれ、車内は混雑してきた。中央駅（Hauptbahnhof）で下車し、駅前を少し歩いて宿にチェックイン。夕方の気温は20℃を下回っていて、風が肌寒く感じる。ホテルは11年前と同じだけど、当時開けるのに苦労した特殊な鍵（回しきってから手前に引かないとノブが回らない）は、カードキーに変わっていた。直航便とはいえ、長距離移動でそれなりに疲れたので、少しだけネットした後は早めに就寝。
